子育て

発達が心配な子の幼稚園の選び方②プレに通ってみよう

※このサイトでは、商品やサービスのリンク先の一部にアフィリエイト広告を利用しています。

プレで幼稚園を見極める!?

通ってみたい候補の園が見つかったら、「プレ幼稚園(プレ)」に申し込みをしましょう。

プレのカリキュラムは園によって様々ですが、実際に園に行き園生活のお試しができるような内容になっている園が多いようです。先生の対応はもちろん、園生活での心配事も相談できます。

また、親がどんなに「この幼稚園に入れたい」と思っても、プレに通ってみたらお子さんと全然合わなかった…というようなことも。お子さんと園の相性を見極めるためにも、興味のある園のプレにはぜひ通ってみてくださいね。

■こちらも参考にしてください■
発達が心配な子の幼稚園の選び方①情報収集のコツを紹介

そもそもプレって?

プレは幼稚園のお試しの場

プレは簡単にいうと幼稚園の「お試し」です。

内容は園によりますが、母子一緒に1~2時間程度、その日のカリキュラムに取り組みます。カリキュラムは手遊びや外遊び、お絵かき、工作など園の特色が現れた内容になっています。

傾向としてはお勉強系の幼稚園は、椅子に座ってやるようなカリキュラム(お絵かき・工作など)が多く、のびのび系の園は体を使った遊びや運動を行うことが多いようです。

プレはいくつかの園を掛け持ちすることも可能なため、興味のある園が複数ある場合は曜日がかぶらないよう調整し、足を運んでみましょう。ただし願書提出後は「4月から通う子のみ」に参加者を絞る園がほとんどです。

申し込み時期と方法を確認しよう

同じ地域でも、プレの申し込み時期や方法は園によって様々。必ずHPや園の掲示板などでプレの申し込み時期と申し込み方法を確認しましょう。

早い園では、プレ前年の秋に申し込みが始まりますし、逆に申し込み不要で当日参加可能なプレもあります。

また、人気のある園では定員を設けているところもあり、定員を超えた場合は抽選になることも。中にはプレに通うために、前日の夜から並ぶという人気園もあるそうです。

プレに申し込むことで、幼稚園入園が優遇されるという園も多いため、第一志望の園のプレ情報はこまめにチェックすることが大切です。

プレでチェックすることは?

幼稚園の雰囲気

まずはお子さんと幼稚園が合いそうなのかを確認しましょう。周りの評判がいくら良くても、「自分の子どもとは合わないかも…」と感じることはよくあります。

また、見学できるのであれば、実際に通っているクラスの見学もしてみましょう。登園時や家に帰る前などに教室をのぞき、一人でポツンとしている子はいないか、先生は子どもたちをまとめられているか、子どもたちは楽しそうにしているかなど実際の雰囲気を観察することが大切です。

先生との相性

発達障害や自閉症の子はもちろん、言葉が遅かったりと発達に心配がある子は先生との相性が重要になってきます。幼稚園に何回か通っていると、「あの子もお仲間かな?」とお子さんと同じようなタイプの子を見かけることがあるかもしれません。

もしそういう子を見かけたら、同じようなタイプの子に対して先生たちがどのように接しているのかをよく見てみてくださいね。丁寧に優しく接してもらえているのか、それとも放置なのか、先生や幼稚園の方針によって対応は様々です。

ただし、ほっといているように見えても必要な対応ということもあるので(クールダウンなど)、プレの合間に「こういう場合はどういう風に対応しているのですか」など質問してみてもいいかもしれませんね。

保護者の雰囲気

幼稚園に通うにあたり、意外と重要なのが他の保護者の雰囲気です。

特にお勉強系の幼稚園を考えている場合、周りの保護者との関係性に悩み、せっかく入園しても退園を考えるくらい追い詰められてしまうことも珍しくありません。

お勉強系の場合は、周りの保護者が、園に求めるレベルはもちろん、クラスメイトに求めるレベルも高いことが多いです。クラス参観で一人だけフラフラしていたり、行事に参加できなかったりすると冷たい目でみられたり、面と向かって「園のレベルが下がる」「うちの子の足を引っ張らないで」と言われたという人も実際にいます。

このあたりは入ってみないとわからないこともありますが、プレの時点で熱心な保護者が多かったり、小学校受験をするような子が通う幼稚園の場合は、保護者との関係には覚悟が必要かもしれません。

プレで幼稚園の雰囲気を感じよう


プレに行くことで、実際にお子さんが幼稚園に通っているイメージがつきやすくなります。楽しそうにお子さんが過ごせるというイメージを持てるようでしたら、お子さんの心配事などを園長先生等に時間を取ってもらって相談してみてもいいかもしれませんね。

逆に、プレの時点で違和感を感じる場合は注意が必要です。小さな違和感は実際に通うともっと大きな違和感に変わる場合が多いです。違和感を感じる場合は、やめる勇気も必要になってくるかもしれません。