子育て

発達が心配な子の幼稚園の選び方①情報収集のコツを紹介

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発達が心配な子の幼稚園はどう選ぶ?

「うちの子言葉が遅くて…」、「常に動いていて椅子に座っていられない」、「療育に通っているんだけど…」、「発達障害と診断された子は幼稚園に通えるの?」、等、お子さんの発達がゆっくりな子や、手助けが必要な子のママが最初にぶち当たる大きな壁が、わが子の「幼稚園選び」です。

我が家にも言葉が遅く全体的に発達がゆっくりで療育に通っている息子がいるのですが、幼稚園探し、ほんっとうに苦労しました。この記事では、発達に心配がある子の幼稚園探しのための情報収集のコツを紹介します。

市役所や支援センターに行ってみよう

「わが子を幼稚園に入れてみたい!」と思ったときに最初に足を運ぶ場所は、市役所の「子育て支援課」と「支援センター」です(自治体によって名称は異なります)。

窓口の人に「過去に障がい児の受け入れ実績のある園を教えてください」と聞いてみましょう。自治体によっては障がい児受け入れ実績のある幼稚園のリストを用意してくれている場合があります。このリストが手に入ると効率よく幼稚園に問い合わせができるため、用意がある自治体でしたら必ず入手することをおすすめします。

ただし、自治体によっては「個々の幼稚園の情報は教えられません」ということで、障がい児受け入れ実績等を一切教えてくれない自治体もあります。教えてもらえない場合は、次に紹介する方法に移りましょう。

心理士さんや療育の先生に相談してみよう

すでに支援センターや療育センターなど、支援につながっている場合は、担当の心理士・ワーカー、療育の先生に、去年までセンターに通っていた子が入園した園を教えてもらいましょう。

こちらも自治体の方針で個人情報や個々の園の情報は教えられないと言われてしまう場合もありますが、何回か面談を重ねていくうちに少しずつ情報を教えてもらえる場合もあります。

情報を引き出すコツとしては、漠然と「障がい児受け入れしてくれる園を教えてください」というのではなく、「○○幼稚園と△幼稚園を考えているのですが、過去に入園した子はいますか?」等、具体的な園名を出して聞くことです。具体的な園名を出すことで「○○幼稚園は何人か通っているよ」とか「△幼稚園に通っている子はいないかな」等、情報を引き出すとっかかりになります。

幼稚園が決まるまでは、こまめに担当の心理士や療育の先生とは面談を行い、情報を集めることが大切です。

ママ友との情報交換でリアルな情報を

幼稚園情報を集めるときに一番リアルで役に立つ情報源は何といっても「ママ友」です。

とはいえママ友ならだれでもいいわけではなく、発達に心配な子に理解のある園の情報を持っているのは、療育の先輩ママや同じ療育に通っているママ達です。

私も子どもが生まれるまでは「ママ友なんて必要ない」と思っていたタイプでしたが、子どもの幼稚園選びに関してはママ友からの情報源はとても貴重でした。情報を得るだけでなく、お互い辛い時に励まし合ったり愚痴を言い合ったりと精神的な助けにもなったため、療育に通うようになったら同じようなお子さんのタイプで仲良くなれそうなママと友達になることをおすすめします。

ママ友との付き合いで注意することは、「情報をうのみにしない。自分でも裏を取る」ことです。

ママ友と情報交換していると「○○園に電話したけれど断られた」とか「△園は障がい児は取らないみたいだよ」とか、色々な情報を入手することができます。しかし、その情報はあくまでも「ママ友」を通した情報のため、「ママ友の子どもは断られたけれど、自分の子どもは入園許可が出た(その逆もあり)」というようなことも、珍しくありません。

「ママ友のところが断られたなら、うちは無理かな…」と連絡しないでいることはもったいないので、行きたい園であればママ友の情報関係なく自分で幼稚園に問い合わせすることも大切です。

また、過去の情報がまことしやかに「△園は障がい児は取らないみたいだよ」と噂になることもありますが、幼稚園も園長が代替わりしたりすると方針がガラッと変わることもあります。興味のある園であればダメもとでアプローチすると「あの時電話しておけば…」と後悔しないで済みます。

幼稚園に直接問い合わせしてみよう

上記のように情報収集をしても、なかなか情報が集まらない幼稚園もいくつか出てきます。そのような幼稚園には直接電話をしてみましょう。

電話をする際はこちらの名前を名乗る必要はこの段階ではありません。「言葉が遅い子がいるのですが…」とか「療育に通っている子がいるのですが…」とお子さんの状況を端的に説明し、「そのような子の受け入れはされていますか?」と聞いてみましょう。

受け入れてもらえる可能性がある園であれば、「プレに来てみてください」とか「一度お子さんを連れて面談をさせてください」とか何らかの反応があるはずです。

残念ながら電話の段階で「そういう子の受け入れは一切ありません」と断られることも少なくない確率であります。電話で断られるだけでも、かなりの精神的ダメージがありますが、あまり落ち込まないでくださいね。そんなときは、ママ友同士で愚痴を言い合ったりするだけで、ストレスがたまりづらくなります。

幼稚園選びは長期戦。ストレスをためすぎないように

発達に心配のある子の幼稚園選びは長期戦です。

さらに、心無い言葉で傷つくことも数知れず…、ママにとってはかなりのストレスになることも珍しくありません。あまり思いつめてしまうと、ママ自身も、そして大切なお子さんにも悪影響を及ぼすため、ストレスをためすぎないよう注意しましょう。

ママ友と愚痴を言い合ったり、心理士さんや療育の先生に相談したり、パパに理解があるのであればパパに話を聞いてもらうのもいいかもしれません。まずはママが思いつめないようにすることが大切です。