待ち遠しい出産…でも痛みが怖い
「お産の痛みは喜びの痛み」「痛みを乗り越えた後に感動の対面が待っている」…出産への心構えとしてこういう文言を見たことがあるという人は多いのではないでしょうか。
しかしお産の痛みは未知の痛みです。「鼻からスイカを出す痛み」「人生で一番痛かった」などという体験談を見て不安を募らせている人もいるでしょう。
筆者も実はそんな妊婦の一人でした。しかも未知なる痛みに過度に緊張し、陣痛の波が感じられず24時間インターバルなしの陣痛を経験することになってしまったのです。今回はそんな体験をした筆者が声を大にして伝えたい「少しでもお産を楽にするための3つのコツ」を伝授したいと思います。
少しでもお産を楽にするための3つのコツ
1.お腹に力を入れない
陣痛中、少しでも痛くないようにしたい!と思ったら、とにかく「お腹に力を入れない」ことが重要です。人間はお腹が痛くなると無意識のうちにお腹に力を入れて、痛みをこらえようとします。それこそが陣痛を過剰に痛く感じてしまう原因なのです。
2.水分・栄養補給をしっかりと意識する
お産は、子宮の収縮によって少しずつ進みます。子宮は筋肉の塊なので、動かすためには十分なエネルギーが必要ですし、栄養を届けるためには血流の素となる水分も必要です。
エネルギーや水分が不足すると、陣痛が長引いてしまったり、赤ちゃんが少し苦しくなってしまったりすることもあるため、水分・栄養補給はしっかりと意識して行うようにしましょう。
3.余裕があればしっかりと動く
収縮が起こっている最中は、できるだけ楽な姿勢で過ごすべきですが、陣痛の波が引いているときには、起き上がったり室内や廊下を歩くなどして、動くようにしてみましょう。陣痛中の軽度な運動は、陣痛促進に繋がるとも言われていますし、何より気分転換になります。
ただ中にはへその緒が赤ちゃんに巻き付いているなどで安静を指示されることもあるため、注意が必要です。念のため、お医者さんや助産師さんに一度確認してから動くようにしましょう。
陣痛中の苦しみもいい思い出になります
陣痛中は、あまりの痛さに「もう無理です!」「赤ちゃん産めません!」「帝王切開早くお願いします!」と弱音を吐いてしまうこともしばしばです。しかし、産んでしばらくすれば、そうした痛みや苦しみもいい思い出になります。
事前にある程度、陣痛を乗り切る手段を模索しておくことももちろんおすすめですが、あまり根を詰めすぎず「なるようになる」と割り切ることも大切です。今は医療の進歩により、途中で陣痛が進まなくなった時の対応もしっかりと行ってもらえるので、安心して全てを楽しむつもりでお産に臨んでくださいね!