カリフラワーの旬と選びかた
カリフラワーは真夏を除き、通年出回っている野菜ですが、旬は11月から3月ごろと冬になります。最近では色のついたカリフラワーも出回っていますね。購入のポイントはまず硬くてきっちりと締まって、ずっしりしているものを選ぶことです。そして切り口が変色していないか、みずみずしいかも確認してみましょう。
冷凍保存が可能です。その場合は小房にわけて少し茹でてから冷凍すると便利です。
カリフラワーの栄養
ビタミンCが豊富
みなさまご存知のビタミンCですが、カリフラワーにはビタミンCが豊富。100g中54mgものビタミンCが入っています(茹でた後)。よく似た野菜のブロッコリーの方が栄養素が高いのですが、カリフラワーのビタミンCは火を通しても壊れにくく、実は茹でた後はカリフラワーの方がビタミンCが多く残るのだそうです。ちなみにビタミンCが多く含まれている部分は茎。筋がなく柔らかく茹でられるので捨てずに使いましょう。
生活習慣病予防にもなる
メチルアリルトリスルフィドというカリフラワー特有の成分は抗酸化作用があり、脳卒中や動脈硬化などの予防になるといわれています。
他にもイソチオシアネートという成分は疲労回復や美肌にも効果があり、免疫力を高めます。冬の風邪の予防に最適ですね。
また、食物繊維が豊富ですのでお通じにとても良いですよ。
打倒ポソポソ!苦手克服レシピ
カリフラワーのレシピはカレー味やピクルスにするのが一般的ですが、苦手な人にはそれでもやっぱりダメだったりします。
私は茹でて完全に冷めた時のあのポソポソ・モロモロした食感が苦手です。味じゃないんです。
そこでぜひ試していただきたいのがこのレシピ。私が以前お世話になったおうちの定番で、カリフラワーが苦手な私は初めて出された時イヤイヤ口をつけたのですが(Noと言えない日本人…)、その美味しさに目からウロコ。それ以降私の定番レシピに書き加えられることになりました。
カリフラワーのグラタン
【材料】
カリフラワー 1個
玉ねぎ(あれば) 1個
ベーコン・ハムなど 適量
コーン 適量
小麦粉 大さじ3ほど
牛乳 たっぷり適量(ソースの濃さによって加減してください)
塩・胡椒 適量
とろけるチーズ 適量
【作り方】
1:カリフラワーは小房に切り、塩を入れたお湯で茹でます(コンソメを入れて茹でても美味しいです)。
2:茹で上がったらざるにあけ、同じお鍋に油を引いてみじん切りにした玉ねぎ・ハム・コーンなどを炒めます。
3:そこに小麦粉を入れてしばらく混ぜてなじませます。牛乳を入れて一煮立ちさせ、とろみをつけます。
4:カリフラワーを鍋に戻して混ぜ、塩胡椒等で味を整えます。
5:耐オーブンの容器に入れてチーズを散らし、180度のオーブンで20分ほど、焼き色がつくまで焼くと出来上がり。
※全ての材料に火が通ってますので、トースターで焼き色をつけるだけでも良いです。
入れる具材は他にも人参やマカロニ、鶏肉やしめじ・ウインナーなど乳製品に合った素材だと味が引き立って美味しいです。カリフラワーは葉も芯も柔らかいので全部入れてもいいですね。混ぜる時に崩れても大丈夫です(わざと崩す人もいます)。
カリフラワーで冬を元気に乗り越えましょう
カリフラワーは乳製品と相性がとっても良いのです。あのポソポソした食感が全く気にならなくなります。この調理法だと子供達も無理なく沢山食べられるので、我が家ではカリフラワーといえばこれ!なのです。
他にもミキサーで潰してスープにしてしまう食べ方もあります。この時も牛乳・クリームなどを加えてポタージュにするととても美味しく食べられますよ。