「ちょっと待ってて」なしの育児なんて無理!
家事をしながら子育てをしたり、2人以上の子どもを同時に面倒見ていたりすると、「ちょっと待ってて」がしょっちゅう発生してしまいます。
小さいうちは待てないのも仕方ありませんが、ある程度大きくなったら少しくらいは待ってほしいもの。
待てなかった頃
息子、「ちょっと待ってて」が聞けませんでした。
※セリフ脳内再生は関西弁イントネーションでお願いします。
息子
おかあさーん、来てー!
母
今お皿洗ってるからちょー待っててー。
息子
おかあさーん、来てー!
母
忙しいから待ってって言ってるやろ!!
息子
おかあさーん、来てー!
母
もー!うるっさい!!ちょっとは待たれへんの?!
指示が伝わらないのには原因がある!
ペアレントトレーニングの講座で学んだことの1つが「指示が伝わらないのには必ず原因がある」ということ。
原因は
1.聞こえていない
2.聞こえているけれど理解できない
3.聞こえていて理解できるけれどやりたくない
この3つのどれかです。
まずどれに当てはまるかを考え、状態に合った対応を考えます。
息子の場合は「2.聞こえているけれど理解できない」でした。
「ちょっと」を具体的に
「ちょっと」という抽象的な表現では「待ったら来てくれる」という見通しが持ちにくいよう。
というわけで、「ちょっと」を具体的にしてみました。
息子
おかあさーん、来てー!
母
今お皿洗ってるから、あと50秒待っててー。
息子
いーち、にーい、さーん…
にじゅーきゅー、さーんじゅー…
にじゅーきゅー、さーんじゅー…
母
よし、今30だから、これとこれ洗ったら40くらいには行けるはず。
息子
…さんじゅきゅー、よーんじゅー、よんじゅいーち
母
お待たせ~。待っててくれてありがとう!上手に数えてたやーん!!
これがドンピシャ。ちょうど数を数えるのが好きになってきたタイミングだったので、
・数を覚えられる(つまったときや間違えたときは、家事をしながら口だけ相手をしてフォローしていました)
・上手に数えたら&待てたら褒められる
というおまけもあって、機嫌よく待てるようになりました。
いつまでも通用するわけではありませんでしたが
何ヵ月か続けてみて、数えるブームが去ってしまい、
母
今お皿洗ってるから、あと50秒待っててー。
息子
ええー?!
なんてことも増えてきましたが、「3.聞こえていて理解できるけれどやりたくない」まで進化した証拠かな?とまた次なる対策を練っております。
前記事→ペアトレ奮闘記1:ペアレントトレーニングの講座を受けてみた
次記事→ペアトレ奮闘記3:実践!出かけ準備や着替えの指示が通らないのをどうにかしたい