雑記・コラム

【jumelleの双子生活7】〜出産編:ついに双子出産!は予定帝王切開でした〜

さてさて、双子妊娠ももう終盤になり、あとは出産を待つのみ!大きな重たいお腹ともようやくおサラバです。産後の惨状生活を知らない当時は「早く出したーい」としか思いませんでした。

双子の出産事情

先生
予定帝王切開になりますね

30週目以降の妊婦検診でそう言われました。私達も「ですよね〜」と納得済みです。

なぜかというと、数週前の検診にて、下にいる子(産道に近い子)が逆子だったからです。そしてそのまま定位置として落ち着いてしまっていたのです。こんな時、単胎妊婦さんは逆子体操をすると逆子が直ることがあるそうですが、双子妊婦は逆子体操禁止令が出ています。やったところで狭い胎内を2人でシェアしてるので動けない、逆にお腹を刺激して陣痛始まっちゃうかもしれない、という理由です。

もし下の子も頭位だった場合自然分娩は可能だったのでしょうか?と聞くと、NICU・MFICU完備の総合病院内にあるこの産科では可能でした。しかし、一人目が順調に出産できても二人目もそうとは限らず、スペースができたために体位が変わって出にくくなり、途中から緊急帝王切開になる恐れもあるそうです。

先生
ということで、いつにします?できれば正産期に入る37週目頃がいいんですけど…

と言うので、訳を聞くと、胎内のスペースがきつくなり、これ以上長くいても子供達は大きくなれないので最後の呼吸器系機能が成熟した37週以降の早いうちに出したい、とのことでした。なるほど。

次の検診時に希望日を言うと、

先生
あ、この日は手術が一杯でできません。

翌日は?と聞くと

先生
この日は手術が休みの日なんです。

結局その翌日になりました。こんな誕生日の決め方て…(苦笑)

帝王切開の種類・メリット&デメリット

帝王切開には横切り、縦切りと2通りの切開方法があります。
ちなみにVBACと呼ばれる「帝王切開後の出産での自然分娩」を選択する際に言われる、「帝王切開時に横切開でないといけない」というのは子宮自体の切開方法であって、皮膚のそれとは別物です。
こちらでは皮膚の切開方法について解説します。

横切り

下腹部(アンダーヘアの辺り)を横に切開します。現在の主流だそうです。

メリット

  • 傷口が綺麗で目立たない。

デメリット

  • 赤ちゃんの取り出しに縦切りに比べて時間がかかる。
  • 次回、緊急帝王切開などで縦切りした場合、傷が十字になることもある。

縦切り

おへその下から縦に切開します。緊急帝王切開時によく採用されます。

メリット

  • 赤ちゃんを迅速に取り出せる。
  • 切り口の延長が可能なのでどんな状況でも対応しやすい。
  • 次回、緊急帝王切開になった場合でも同じ場所を切るので傷痕が増えない。

デメリット

  • 傷が目立つ。
  • ケロイド状になりやすい(体質による)。

傷の痛みの強さについては巷でも色々言われているし、どっちにしろ痛いのには変わりないので省きました。
予定帝王切開ではどちらがいいか選択できることがありますが、これは医師や産院によって違い、低リスクの縦切りを推奨されることもあります。また、上記のVBACを考えている方は、その旨を医師に伝えた上でじっくり相談して決めましょう。

私はというと、横切りの方が治りが綺麗ということだけで横切りを選びました。

出産に備えたあれやこれや

まずは手術前検査

34週目の検診後、早速帝王切開に向けた検査をすることになりました。
心電図・胸部レントゲン・血液検査です。この辺りでようやく近々手術・出産するという実感が湧いてきました。
こちらは普段の検診とは違い、自費でした。現金多めに持ってきてて良かった(最近はクレカが使える病院も増えてますね)。
検査結果は異常なし。妊婦スペックは通常体重より+10kg・腹囲100cm超・子宮頸管4cmで、多少足のむくみはあるもののすこぶる優良妊婦。

日頃のダラ生活の賜物です。これで当日入院・手術がほぼ確定しました。

そしてバースプラン

診察のあと、看護師さんにバースプランについてお話がありました。バースプランとは出産をどのようにしたいか、を事前に相談、可能な範囲で実現することです。
例えば立会い出産、パートナーにへその緒を切ってもらう、好きな音楽をかけてリラックスする、カメラを持ち込む、胎盤を見せてもらう(!!)等々。とはいえ、帝王切開確定ですし、大したことはできないだろう、と話だけでも聞いてみると、さすがに立会いは手術室の為無理だけど、その他は可能です、と。

結果、カンガルーケアとカメラの持ち込みと胎盤を見せてもらえるようお願いしました。

退院時はどうしよう?

出産が現実味を帯びてきたので、赤ちゃんのお世話グッズ集めも慌ただしくなりました。ベッドを整え、肌着などを水通しして、いつでも赤ちゃんが使えるように準備しました。

そして産後の退院時、どうやって帰るか、です。
検診は電車で行ってましたが、さすがに生まれたばかりの新生児を連れて不特定多数の人が乗り降りする電車やバスは避けたいところ。
しかし車がないのでタクシーを呼ぶしかありません。その時、新生児ちゃん達をどうやって乗せるか。抱っこ紐でのタクシー乗車は可能だそうですが、友達から譲ってもらった抱っこ紐は縦抱っこのみなので首が座らない新生児には無理。かといって新しく買うのももったいない。

そんな我が家はレンタルで横抱きができる抱っこ紐を借りました。3ヶ月ほど借りられるのでその間に来る1ヶ月検診にも使えるだろうという算段です。3ヶ月も経てばきっと首も座るので、そのあとは貰い物で十分かと。

同じく退院時の新生児ちゃん達の服もふと悩みました。が、退院時は自分たちだけしかいないのでこだわる必要もありません。産院でお祝いとしていただく肌着+おくるみを着せることにしました。

双子出産の時がきた!

前日22時以降の絶食・当日7時以降の絶飲を経てダンナと共に遂に病院へ。病室は看護師さんの詰所のすぐ隣。帝王切開の切り方を最終確認。手術着に着替えてスタンバイ。で、点滴のための針を腕に刺す等、手術前の処置をしてもらい、そのまま看護師さんに付き添われて手術室へ歩いて行きました。

先生2人+看護師さん達と挨拶をして手術台へ上がり、まな板の鯉。まずは麻酔。よく聞く「『背中を丸めて〜』って言われてもお腹大きいし丸められへんやん」というのを体験しました(笑)
個人的にはこの時の注射の痛みよりも点滴用の針を何度も刺し直された方が痛かったです…(それでもうまくいってなかったようで、手術室でもう一度入れ直されました)。

背中にチクっと刺さった辺りからじんわりと温かくなり、それが下半身全体に広がっていき、保冷剤で痛覚の有無を確認されてから手術開始。
胸の辺りにおろされた緑のカーテンの向こうで手術が進められ、暫くカチャカチャしていると、突然「ふにゃぁっ」と声がしました。

先生
女の子ですね

あ、性別不明だった下の子は女の子だったんですね。

その後、「ほにゃぁっ」と声がして2人目が出てきました。2分差で双子女子誕生です。
ちなみに先に産まれた方から順に姉・妹となります。

「可愛いですよ〜」とにっこり連れてこられた二人、顔に近づけてもらって自分のカメラと病院のカメラで撮影大会がはじまりました(笑)

その間に先生方が私の下腹部をカチャカチャ後処理をしながら何か談笑されています。こんなほのぼのとした手術は初めてです。

一通り撮影された後、新生児ちゃん達は先に連れて行かれました。

その後、私も後処理が終わり、ドラマのようにストレッチャーに「せーの!」で移され、手術室を後にしました。

産後翌日から「元気部屋」へ

無事出産した後、先ほどいた部屋へ運ばれ、気がついたら足の血栓予防ポンプもつけられてなんだかサイボーグ気分。
自由なダンナは昨夜から翌日まで断食の私の真横で「ブラボーブラボー」とか言いながらサンドイッチを美味しそうに食べています…。
手術室前で待ってる時に、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこさせてもらったようで、ニコニコしながら「赤ちゃん、可愛かったね」と言われました。私、ニット帽の頭頂部しか見れてませんが、何か?

翌日、「元気部屋へ行きますよー」と、詰所正面の部屋を出されて、普通の2人部屋へ移動になりました。
そしてこの日からトイレに行くのも自力で歩いて行くように言われたのですが(術後なるべく早く動く方が傷の治りが良いのだそうです)、傷口がものすごく痛く、トイレは目と鼻の先にも関わらず、その距離は歩けど歩けど縮まりません。看護師さんが付き添ってくれましたが、便座に座ってもお腹に力が入れられない、というか入れたら傷口開きそうで怖かったのを覚えています。
「お手伝いしましょうかー?」と声を掛けられましたが丁重にお断りしました。
手術の時に見られているとはいえ自分で動けるようになるとやっぱり恥じらいが…ね?

痛み止めはもらってますが、飲んでも飲まなくても痛みはさほど変わらなかったので最初に飲んだきり飲みませんでした。

双子のお世話開始

名付けは意外とスムーズに

さて、無事大仕事を終えた次は名付けです。産まれる前に決めていた名前を思いながら(印象が違ってたら考え直しもアリとしていた)改めて子供達の顔をみると、不思議なことにこの子はサキ(仮名)、こっちがアミ(仮名)と躊躇なく決まってしまいました。ダンナも同じだったようで、あっさり決定。それにより名札も「Iちゃん」「IIちゃん」からアップデートされました。

名前を持って産まれてきたのかな、と思うような出来事でした。

頼りになる看護師さん達

さて、赤ちゃんが2500g以上だと初日から母子同室と言われていましたが、双子は一人2300g前後。最初の方は夜預かってもらってたと思います。が、おっぱいの時間になると(もしくは泣くと)夜中でも連れてこられ、授乳。で、いつの間にか母子同室になっていました。

看護師さん達は皆さんとっても優しくて、頼りになって、ミーハー(笑)
ハーフの双子が産まれた!ということで、その時の担当でなくても何かと双子を見にきては、その度に育児本には載ってないようないろんな事を伝授してくれました。時には言ってることが正反対の人達もいましたが、それはそれで一つの方法に縛られないという事を学びました。要は状況に応じて臨機応変でいきましょうってことです。
母子同室になった後も私が眠れずにいた時は子供達を預かってくれたりもしました。

同時授乳法を習得

母乳をあげる双子母には必須項目(?)の「同時授乳」、これも看護師さんが手取り足取り教えてくれました。出産当日は寝てる私の胸の両横に赤ちゃんを置いて授乳(看護師アシスト有)だったんですが、翌日起き上がる様になるとレッツ同時授乳。

  1. 授乳クッション×2個を両脇に設置
  2. 赤ちゃんをクッションに乗せる
  3. 転げない様に小脇に抱える
  4. もう一人も同様に
  5. 同時に授乳

いわゆる「フットボール抱き」というやり方です。最初は赤ちゃん小さくて怖いので誰かにアシスト頼んでましたが、慣れてくると一人でも簡単にできるようになりました。その後、足りてないようであれば哺乳瓶でミルクを足すように言われました。
こればかりは個人差があるので、双子でも完母でいける人もいれば私の様に混合や完ミの人もいて様々。周りがなんと言おうと自分にあった授乳方法でいいと思います。

マーナ らくらくクッション ワッフル 「G+」 イエロー

価格目安:税込3,479円〜
※在庫状況や価格は2017.11.15時点の情報です。

この授乳クッションは滑らずへたらず本当に良いものでした。退院してから近くの店で別の授乳クッションを買い足したのですが、滑ってへたって散々でした。

気になる傷口は?

帝王切開をした後、どうしても気になるのは傷口です。よくある話としては大きなホッチキスで傷口を閉じ、その金具(?)を外す時がめちゃくちゃ痛いというもの。または抜糸が痛いとか。
手術中、ホッチキス音はしなかったので、きっと縫ってるのかな、とか想像してたんですが、肝心の下腹部には巨大な絆創膏が貼られており、傷口が見えません。

入院中最後の方に先生の回診があり、その時にベッドに寝た状態でお腹の絆創膏を剥がし、傷口を見てから

先生
うん、いいね。

と、看護師さんが差し出した5cmほどの白いテープを傷口へペタペタ。

先生
このままシャワー可能です。このテープは剥がれたら剥がれたままでいいから。

???

私の傷口は縫うでも溶ける糸でもホッチキスでもなくテープで閉じただけ(?)だったようです。
お陰で手術痕は現在、水着を着ても見えないような下腹部に約15cm弱の横一直線、所々線が消えるほど綺麗に治りました。

それよりも周囲の妊娠線痕が…ゲフンゲフン

帝王切開後の食事

帝王切開後、初めての食事は出産翌日(2日目)のお昼ご飯でした(写真)。全粥にしっかりしたおかず3品とお味噌汁がついていました。3日目からはご飯も普通になり、4日目夜はお祝い膳としてお赤飯と鯛一尾がでてきました。
総合病院だったので食事は期待していませんでしたが、美味しく、毎回完食しました。

忘れられた?バースプラン

ところで、頼んでいたバースプランの3つ目について、退院前日に突然言われました。

看護師さん
胎盤、どうします?

え、今、ですか?気になるけど見なくてもいいかな的なモノ、胎盤。聞くと、この病院では手術後、業者に引き取られるまで冷凍保存しているそうです。
看護師さん
ご覧になりたいのなら退院までに解凍しておきますが

と言われましたが、うーん、そこまでして見たい?見たい。でも解凍されたものと思うとちょっと違うような気がしたので、とりあえず大きさだけ聞いてみました。

看護師さん
綺麗な色で2つ一緒でちょうど丸くなってて、ひとつずつ真ん中からへその緒がでてました。だいたい1kgぐらいありましたよー

単胎の場合は500gほどらしいので、単純に2倍だそうです。結局見ませんでしたが、やっぱり見たら良かったかなぁ…。

さて、退院です。

帝王切開なので大体7日間の入院生活、身体を休めるのはもちろんのこと、看護師さん達に支えてもらいながら今後の夫婦+未知の生物赤ちゃん×2の生活の心構えも教えてもらった貴重な日々でした。「もう少し延ばしてもいいのよー」と言われましたが、入院生活に飽き始めてたので延長は辞退して退院しました。

この決断を激しく後悔する日々が待ち受けていようとはこの時は微塵も思いませんでした…。

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