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ベビーカー処分をきっかけに玄関収納を見直そう！と思い立ったものの、
- 出しっぱなしを防ぐオープン収納で…
- もともと使っていたベンチも残して…
- そして限りあるスペースを有効活用できるサイズで…
▼同じくラブリコを使った調味料ラックの記事はこちら！
ラブリコとは
ラブリコ（LABRICO）は突っ張り棒のトップメーカーである平安伸銅工業が手掛けるDIYパーツ。
ブランド内でもいろいろな種類の商品ががありますが、2×4（ツーバイフォー）や1×4（ワンバイフォー）の木材を使った柱や棚が特に人気！壁に傷を付けたり穴を開けたりしないので、取り付けも撤去も簡単、賃貸住宅の原状復帰もOK！という便利グッズです。
完成形をイメージして設計
3本の柱で支え、間に何段かの棚板を設置することにし、具体的なサイズを考えました。
ラブリコで使える木材には2×4などのツーバイ材と1×4などのワンバイ材という2種類の規格があります。別で作った調味料ラックはワンバイ材で作りましたが、今回は天井から床まで2メートルほどの大物なので、しっかりしたツーバイ材を使うことにしました。
棚板は男物の靴でもおさまるように1×12の木材を使用。柱よりかなりはみ出してしまうのが強度的に心配だったので、柱は一般的な2×4材でなく2×6材を選びました。
ラブリコのパーツ準備
柱を立てるための「アジャスター」
2×4のアジャスター。アイアンタイプなら2×6材にも使えます。柱が3本なので3セット用意しました。
棚を固定するための「棚受」
棚受。棚を10段作るので10セット用意しました。ワンバイ材にもツーバイ材にも他の規格の板にも使えます。あまり薄いとネジが棚板を突き抜ける可能性もありそうですが、ワンバイ材ならセーフです。
必要なら伸縮ロッドなどのパーツも
今回我が家では使いませんでしたが、伸縮ロッドなども組み合わせると収納できるものの種類が増えそうです。
設置に便利なグッズ準備
曲尺
直角の確認や、直角の線を引くのに使える定規です。柱に対して棚受を前後にぶれずに水平に取りつけるのに便利です。
インパクトドライバー
それなりにサイズのラックで棚の段数も多いので、電動ドライバーはぜひ入手しておきたいところ…。（ちなみに我が家は借り物があった日は電動、返却後は手動でした…。）
水平器
柱を垂直に、棚を水平に設置するのに便利です。
木材購入～やすりがけ～塗装
柱用木材の準備
柱用に設置場所の上下の高さから75mm短いツーバイ材を用意します。我が家の玄関の床から天井までの高さが2140mmだったので、75mm引いて2065mmの木材を、今回は3本です。
ホームセンターで2×6の8フィート（約2430mm）を3本買って2065mmにカット。「ホワイトウッド」という木材で、1本税抜1190円でした。
棚用木材の準備
棚用木材は取り付け幅に合わせた1×12木材を用意します。
ホームセンターで1×12の6フィート（約1820mm） を買って、500mmほどの木材を1本あたり3枚切り出し。こちらは「SPF」という木材で、6フィートは税抜1990円、半端な部分に使った3フィートは税抜1090円でした。
木材のやすりがけ
紙やすりで木材をみがきます。私はまず荒めの120番のやすりで下研磨をし、もう少し細かい240番のやすりで磨き上げました。磨き上げたあとは木の粉を拭き取っておきます。
木材の塗装
木材はウォールナット色でパーツは黒…というオシャレな組み合わせに憧れましたが、あまりに我が家のインテリアになじまないので、木材の色を活かす無色ツヤなしの水性ウレタンニスの塗装にしました。一度塗った後400番の紙やすりでかるくこすって二度塗りで仕上げました。
水性ウレタンニスは乾くと硬い塗膜ができ、水もはじきます。少々泥のついた靴を置いても特に汚れが気にならずに済んでいます。
おしゃれな色を付けたい方はミルク原料を使用した「ミルクペイント」やウェットティッシュで手軽で塗れるという「ソリッドカラー」もおすすめです。
▼ミルクペイントで塗装したかわいいおままごとキッチンの記事もぜひどうぞ！
木材カットとやすりがけはホームセンターのDIYコーナーがおすすめ
木材をそれなりに正確にカットするのは素人には大変です。また、やすりがけをする方がきれいに仕上がるのですが、手でやるのは結構大変。大きい棚の場合は特に、「サンダー」という電動やすりがおすすめです。
ホームセンターのDIYコーナーで安くまたは無料で使えるところもあるので、近所にある場合はぜひ使ってみてください！
今回の我が家の棚もカットはホームセンターに依頼、やすりがけはDIYコーナー、そして配達サービスで自宅まで運んでもらいました。
手間を省くならネットで
DIYはできるだけ自分でやる方が安く自由にできますが、慣れない作業にはかなりの時間と労力を費やしてしまうもの。カットをしてくれたり塗装済の木材をネット販売している店もあるので、そういったものを利用するのも賢い選択かと思います。
塗装ツーバイ材 （約38×89×2440mm）（2×4）ツーバイフォー SPF 水性塗装 DIY 木材（その他 ツーバイ材塗装木材を検索）
いざ組立＆設置！
1．柱に棚受設置個所の印を付ける
棚板が多いので細かい設置個所は柱を設置してから調整することにしますが、一旦棚をつけたい位置に印を付けます。我が家の棚は概ね20cm間隔、ところどころ30cm間隔にしました。
先述の曲尺があると水平に印を付けられて便利！ 塗装の種類にもよるかもしれませんが、鉛筆で描いた線は消しゴムで消すことができます。
2．一部の棚受設置個所に棚受を取り付ける
棚受を取り付けるという作業は柱を設置する前の方が断然やりやすいので、一部のみ印の位置に棚受をネジ止めします。いきなりネジを使うとずれやすいので、キリで少し穴を開けてからがオススメです。棚受はマスキングテープで固定しておくと多少やりやすいです。
また、棚板が柱より前に飛び出した形になるため、安定性重視で棚受は柱の前面に揃えることにしました。
3．柱の上下にアジャスターを取り付ける
柱上部にはアジャスターを取り付けます。サイズがピッタリすぎて奥まで入れるのが大変だったので、ハンマーを使いました。場所が決まれば付属のネジで固定します。
柱の下部にはアジャスター付属のパッドを貼り付けます。
4．柱を設置場所に固定
柱を設置場所に持っていき、水平器を使って水平・垂直を確認します。その後パーツくびれ部分の穴にドライバーの軸を刺して回し、固定します。
柱は壁にピッタリつけないようにしたので、位置を揃えるために木材の端材を挟んで調整しました。
固定すること自体は単純な作業ではあるのですが、2メートル超えの木材には多少しなりもあり、実際には後から棚板を差し込みつつ微調整が入ります…。
5．棚板を取り付け
あらかじめ棚受を設置していた箇所に棚板を乗せ、付属のネジで固定します。幅が合わない箇所は柱の位置を微調整しながらどうにかおさめます。
その他の棚も位置を確認しながら棚受を取り付けて棚板を設置します。
ジャストフィットなオープン収納
なんやかんや苦労もありましたが、何日かに分けて少しずつ作業して、なんとか完成です！
圧迫感なく無駄なスペースもない収納ができました。オープン収納なので、多少見た目にも気を使って、なんでもかんでも突っ込まないようには気を付けています。
たまに来客があると結構目が留まるらしく、なかなか好評で（ 社交辞令の要素もあるとは思いますが ）、お気に入りラックになりました。
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