こんにちは!フリーライターのMiOです。
いやいや寒い日が続きますね。子どもたちが通う学校などでもインフルエンザが大流行なんていう状況ですし、もう外出しないで一日中家に引きこもっていたい…なんて、ヒヨワなことを考えているワタクシです(笑)
さてそんな中、先日次男の通う幼稚園では新入園児保護者への説明会が行われました。来年入園する予定の子のママたちに、園の生活の注意点などをお話しするやつですね。
私も第一子ハルの時は客席側だったはずのに、第四子の母である今では保護者会代表として壇上で説明をする側になってしまいまして…。良くも悪くも年とったものです、とほほ。
それにしても入園説明会の質疑応答タイムって面白いんですよね。新米ママならではの素朴な質問が繰り出されるので、子育てに慣れてしまった私には思いもよらない着眼点に驚かされることばかり。いつも思わずほっこりしながら聞いてしまいます。
Q1「おむつが取れないんですけど、入園できますか?」
Q2「子どもが私から離れたくないと泣くんですが…」
というのは毎年恒例。中には、
Q3「私、キャラ弁が作れないんですけど、入園しても大丈夫でしょうか…?」
と思いつめた顔で質問しているママもいます。「私も作れませんよ。」と答えてあげると、ふっと緊張の糸が切れたように微笑んでくれるので、きっとママたちも幼稚園という新しい世界が不安で必死なんだろうなあと、勝手ながらいとおしく感じてしまいます。
洗濯はママたちの負担!?
さてさて、そんな中最近よく受ける質問が洗濯のこと。
うちの園は超自然派なドロンコ保育がウリなので、子どもが砂や泥で思いっきり遊んで汚れることも多いのですが、そのせいで「あの園洗濯が大変そう…」と敬遠する方も多いのだとか。まあ、その気持ちもわかりますよね。
でも、泥汚れの洗濯って、実はとっても簡単なのですよ。もうこれは声を大にして言いたいくらい。泥汚れはコツをつかめば、すごく簡単に落とすことができるんです!
泥だけではなく、子どもによくある食べこぼしや、鼻血で汚れたシーツの洗濯だってスッキリきれいに落とすワザがあるんですよ。コツさえつかめば汚れなんて怖くありません。
今回はそんな悩めるママたちのために、汚れタイプ別の汚れ落としのコツとおすすめ洗剤をまとめてみました。
泥汚れ
汚れの特徴
水を入れたお砂場遊びや、雨上がりの水たまりでぴちゃぴちゃ。水を見ると触らずにはいられない子は多いので、手こずる泥汚れに経験があるママも多いのではないでしょうか。実際泥汚れはかなりしつこいので、普通の洗剤を使って洗濯機で洗うだけではきれいに落とすことができません。
ですが、泥汚れは「泥汚れ専用洗剤」で洗うと、びっくりするほどよく落ちてくれるのです。「アタック」などの一般洗剤で洗うのとは全く洗い上がりが違いますから、お悩みの方にはぜひ試してほしいなと思います。
部分汚れに「ウタマロ」
靴下の汚れ、子どもの上着の袖口の黒ずみなど、部分的な泥汚れを落とすのに便利なのが固形石鹸。
泥汚れの固形石鹸として有名なのは「ウタマロ」でしょうか。数年前TVでも紹介されたことがある商品なので、ご存知の方も多いと思います。
ウタマロは固形石鹸なので汚れに塗りこみやすく、高い洗浄力が魅力です。廃油をリサイクルして作られている上に、自然界では分解することができない界面活性剤を配合していないので、環境にやさしいのも長所かと思います。
ただし、衣類を白く見せるための蛍光増白剤は配合されています。安全が確認されているものを使っているようですが、気になる方もいるでしょうか…。また、蛍光増白剤のせいで色柄物を洗うと色落ちのように感じることがあるので、気を付けるようにしてくださいね。
ちなみに石けんの緑色は「どこに塗り込んだがわかるようにあえて色を付けている」のだそうですよ。じゃぶじゃぶと洗いやすい液体せっけんもあります。
▼ウタマロの実力はjumelleさんのこちらの記事で!
広範囲の汚れには「泥クリヤ」
洗浄力の強いウタマロは便利ですが、泥汚れが広範囲にわたると塗りこむのが大変ですよね。もし、固形石鹸を塗りこむのが面倒なほど広い範囲が汚れているのなら、泥専用の漬け置き洗剤がおすすめです。
実はホームセンターなどでは、泥汚れ専用の漬け置き洗剤が販売されていることが多いもの。ただその多くは「ユニフォーム洗濯洗剤」「野良着洗い洗剤」と表記されているため、子どもの服を洗えると感じない方が大多数なのだと思います。
さて、そんな泥汚れの漬け置き洗剤の中でも、「泥クリヤ」は汚れ落ちがピカイチの商品です。
これは野球やサッカーのユニフォーム洗濯用に作られた洗剤でして、ママたちの間でジワジワと口コミで広がった商品ですが、泥汚れだけに絞って作られた洗剤なので効果てきめん。
50度くらいのお湯に指定量の洗剤を溶かし、泥で汚れた服を1時間ほど漬けておくだけで、頑固な汚れがほとんど落ちています。仕上げに少しもみ洗いをして、洗濯機に放り込めばもう汚れなんてなかったようなものに。これ一つで洗濯の手間がぐんと減ると思いますよ。
食べこぼし汚れ、クレヨン汚れ
汚れの特徴
「ケチャップこぼした!」「クレヨンが服に付いたー」
など、子どもの生活には常に汚れが付きまといますよね。ママとしては「もう、汚してばっかり!」と腹が立つことも多いのではないでしょうか。
食べ物やクレヨンなどの汚れも細かく分ければいろいろな種類があるのですが、実はほとんど「水性汚れ」と「油性の汚れ」に分けることができます。
これらは汚れてすぐに洗うことがポイントです。適切に洗えば、しょうゆなどの色の濃い汚れでもキレイに落とすことができますから、「あとで」と放置しないですぐに洗うのがおすすめです。
しみぬき洗剤「スプレインウォッシュ」
シミを付けてしまった衣類は、なるべく早く洗う事が大切です。すぐに脱がせて、汚れが乾かないうちに洗濯を開始します。
シミ抜き洗剤はいくつかありますが、私のおすすめはスプレインウォッシュ。まず軽くお湯洗いをして大まかな汚れを落としてから、スプレインウォッシュをシミ部分にスプレーしましょう。
シミ部分にスプレーした後しっかりもみこみ、5分ほど放置してからお湯で洗い流します。そのまま洗濯機に放り込んでもOKですよ。そうすれば、カレーなどのしつこい汚れでもほとんど目立たなくなると思いますよ。もしひどい汚れの時は、少し長めに放置するといいですね。
ただ、スプレーの作りが割と甘く、広範囲に洗剤が飛び散りビショビショになってしまうのが難点でしょうか…。飛び散り対策のため、私は浴室や洗濯層の中でスプレーしてしています。ワンプッシュで意外とたくさんの量が出てくるので、小さいお子さんのいる家庭なら大量にあってもどんどん減っていくかもしれませんね。
血液や汗、排せつ物の「タンパク汚れ」
汚れの特徴
血液や汗、おしっこやうんちなどの排せつ物など、人体から出てくる汚れのほとんどは「タンパク汚れ」です。ダンナのシャツの襟首の汚れなどもこれにあたります。なかなかしつこい汚れですよね。
もちろん、卵、牛乳、肉などのたんぱく質を含む食品による汚れもタンパク汚れです。
このタンパク汚れは、水性・油性の汚れに比べて普通の洗剤では落としにくいので、普通の洗濯洗剤で洗っても「落ちない!」といらいらしてしまいがちではないでしょうか。子どもの鼻血が白いシャツに付着したときなんかは、子どもより服の方を心配してしまったりして。(すみません、私だけですかね(笑))
でも、タンパク汚れは、タンパク質を分解する効果のある洗剤を使うととても簡単に落とすことが出来ます。
ただ、たんぱく質は50度以上のお湯で洗うと固まり衣類にこびりつく性質があります。お湯の方が汚れ落ちがよさそうだとお湯で洗いたくなるのですが、タンパク汚れであれば必ず水で洗いましょう。もし、ハンバーグのように油汚れとタンパク汚れが混じっている場合は、水で洗ってタンパク汚れをある程度落とした後、お湯で油汚れを洗うといいかと思います。
タンパク汚れにてきめん「アルカリウォッシュ」
タンパク汚れに効果的なのは、「アルカリウォッシュ」という粉末です。
アルカリウォッシュはセスキ炭酸ソーダという成分でできている粉末で、水にでもさらさらと簡単に溶ける性質を持っています。泡もたたないし、色もにおいもないので「本当にこんなのが効くの?」といぶかしく感じてしまうかもしれませんね。
でも、このアルカリウォッシュを溶かした水に、タンパク汚れが付着した衣類をしばらく浸けておきましょう。
汚れの濃さにもよりますが10分から1時間ほどで、汚れがきれいに落ちているのがわかると思います。付着したばかりの血液汚れならあっという間に汚れが溶けてなくなるので、びっくりすることでしょう。
ちなみにアルカリウォッシュは肌表面の角質も溶かしますから、洗濯をしているうちに手肌がつるつるになるといううれしい効果もあります。
実は、セスキ炭酸ソーダは温泉のもとにもなっている成分で、入浴剤などにもよく使われているんです。肌にも優しい洗剤なので、赤ちゃんの衣類にも安心して使うことが出来ますよ。
汚れを気にせず、のびのびとした子育てを
子どもが小さいうちは、枠にとらわれずにのびのび自由に育てたいもの。ママが洗濯を気にして「汚れるからそれはダメ」「汚さないように食べなさい」などと言いたくなる気持ちはわかりますが、感性の赴くままに行動することができるのは今だけ。手指の発達にもつながりますから、子どもの意思はできるだけ尊重してあげたいですよね。
身の回りの汚れの洗濯は、コツをつかめば何も怖いものはありません。専用洗剤を買うのがモッタイナイと感じることもあるかもしれませんが、子どもの汚れにイライラしている時間が減ると考えると、損な買い物ではないと思いますよ。まずは気になる汚れから、ぜひ試してみてくださいね。