雑記・コラム

【MiOの四兄弟子育て日記2】卒園間近!小学校入学前に身に着けたい6つのこと

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こんにちは!フリーライターのMiOです。
emishにお引越ししてきたコラムも2本目。久々に使う投稿フォームの感覚も、少しずつ思い出してきました。まだまだお見苦しいところはあると思いますが、そろそろ本腰入れて書いていかねばと自分を奮い立たせております…。

さてさて、1月に入り、うちの末っ子アキの幼稚園でも卒園準備が始まりました。
なんと私は今年幼稚園保護者会の会長でして…。卒園式も取り仕切らなければならない立場なので、今からあーでもないこーでもないと準備にいそしんでおります。卒園式の保護者代表のあいさつも考えなきゃと思うと、気が重いというかなんというか(笑)

そんな親の不安を横目に、マイペースで最後の園生活を過ごしている5歳のアキ。
三月末が誕生日という「超早生まれ」、しかもヤンチャで甘えっ子というアキだけに、「この子本当に小学校生活になじめるの?」と不安になることはしょっちゅうです。慣れ親しんだ園から初めての小学校という環境の変化は大きいので、親子ともになじめるかどうかは心配ですよね。私だけではなく、小学校入学を目前に控えている子を抱えるママは皆さん同じような気持ちなのではないでしょうか。

そんなわけで、今回は入学を控えているお子さんにが小学校生活で苦労しないように、最後の園生活で最低限身に着けさせたいことをまとめました。初めての小学校生活が不安なママ、必見ですよ!

1.自分のことは自分でやる意欲

小学校に入ったら、自分のことは全部自分でやらなくてはいけません。
「教科書を出す・しまう」、「体操服に着替える」、「配られたプリントを持って帰る」、「連絡帳に明日の時間割を書く」…など、一日にやらなくてはならないことはたくさん。先生もある程度は確認してくれますが、なんせ20人~30人以上のクラスに一人の先生では目の届く範囲も限られます。結局のところ一年生であっても、頼りになるのは自分自身しかありません。

今まではママに着替えさせてもらっていたり、翌日の園の準備をしてもらっていた子も、そろそろ自分で自分の準備ができるようになっているといいですね。ママに言われてやるのではなく、自分から「準備しなきゃ」と思えるように、毎日の暮らしの中で習慣付けをしていけるといいと思います。

時計を見ながら「ごはん食べる時間」「はみがきの時間」「いってきますの時間」と、自分で自分のタイムスケジュールを守れるようになっていれば安心です。まだ時計がきちんと読めない子も多いので、ママが時計の針のイラストとともに、子どもにもわかりやすいようにまとめてあげるのも一つの手ですよ。

2.人の話を聞く力

小学校に入ると、先生や友達の話をじっと聞かなくてはならないことが増えます。
「人の話を聞く」より、「自分が先に話したい」と思いがちな年頃ですが、少し我慢して人の話を静かに聞く力も身につけさせたいものです。

日常生活の中でも子どもに「ママきいて!!」と、子どもに話を聞かされることが多いと思いますが、その時に子どもの「話したい気持ち」を少し落ち着かせて「ママの話を先に聞かせる」練習をしてみましょう。1,2文程度の短い話で構いません。

子「ママ、聞いて!今日ようちえんでね…」
母「ちょっと待ってね。ママ今忙しいの。お味噌汁の大根とお豆腐を切らなくてはいけないのよ。そのあとあなたの話を聞きたいんだけどいいかな?」
子「うん!わかった!じゃあ切るの終わったら聞いてね。」

こうやって少しずつ、他人が話していることを尊重し、静かに聞く練習もしていくといいと思います。でも、子どもに少しおしゃべりを我慢させた後は、逆にたっぷり子どもの話を聞いてあげてくださいね。「抑制」と「解放」は必ずセットで行わないと、子どもにストレスをかけてしまう可能性がありますので。

3.人前でも自分の気持ちを言えること

しゃべりたい気持ちがどんどん前に出る子ばかりとは限りません。中には、人前に出ると固まって、何も表現できない子もいます。緊張のあまり固まって涙が出てしまったり、学校に行くのを恐怖に感じてしまう場合もあります。

我が家の第一子の長男ハルと第二子の長女ナツがまさにこのタイプ。ハルは入学式の翌日、自己紹介で涙があふれ一言も発せなかったらしいですし、ナツは小4になった今でも人前で発表するのが苦手で、登校拒否気味です。(今日も学校休んで、自宅学習しています…)

そんな子どもを抱える私がエラソーに語る資格はないのですが、やはり小学校入学前に「人前で自分の意見を言う」経験をもっとやらせておけばよかった…というのは常々感じます。
初対面の人と話をする機会があったときに、「この子人見知りなんで」と、ついつい大人が子どもの気持ちを代弁してしまい、子どもが直接他人と話すチャンスを失ってしまうこともあると思います。でも、小学校入学前である今からは、そろそろ「大人による代弁」もやめて、子ども自身の言葉で他人と話せる練習もしておけるといいかと思います。
私はハルとナツの子育ては代弁者になりすぎて失敗したクチですが、代弁者をやめた(というか私の手が回らなくなった)第三子フユと第四子アキは、私がびっくりするほどシタタカに図太く生きております。

アキ「○○ちゃんのおかーさーん、そのおやつアキも食べたいー。」
フユ「せんせー、ちょっとトイレ行ってきまーす。(授業中)」

あまりにも図々しさが垣間見えて親としては赤面することもあるのですが…。でもこれからの学校生活を過ごすには、これくらいの発言力があった方が絶対本人はラクだと思うんですね。何も言えないナツを見ていると、ほんとにそう思います。

4.「やる」時と「やめる」時の指示を守れること

学校に入ると、やりたくない勉強も授業が始まればやらなくてはいけないし、休み時間だって時間が来たらどんなにまだ遊んでいたくてもやめなくてはいけません。

園時代は「もっとあそぶー」というような子どもの要望も、ある程度親の裁量(アキラメともいいますが)で、「じゃああと1回だけね。」というように引き延ばしてあげることもできました。
でも、それがかなわなくなってくるのが学校生活。チャイムが鳴るたびに、自分の意志に反して「やらねばならない時」と「やめなくてはならない時」がやってきます。今からでも、時間が来たら気持ちの切り替えができるような練習をしていけるといいですね。

私がよく使うのは「キッチンタイマー」です。
テレビゲームやオセロ、将棋…。様々なゲームをやるときに、子どもに時間を意識させるためだけに使っています。
そのおかげで「どんなに楽しくても、キッチンタイマーが鳴ったらおしまいにしようね!」と声をかけておくと、いいところであってもあきらめることができるようになってきました。どうしても続けたい将棋の勝負などは、そのままそーっとほかの部屋に移動して、翌日続きをスタート!というように、子どもなりに考えて工夫していることもありますよ。

5.重い荷物を背負って歩く力

小学校生活には体力も必要です。
今まではママが荷物をもって園まで送ってくれていたり、マンションのエントランスから園バスに乗ってほとんど歩かず登園…という子もいたかもしれませんが、小学校になるとランドセルに全部荷物を入れて歩かなくてはなりません。自宅から小学校までの距離はかなり個人差があるでしょうが、うちの子たちの場合は片道約1kmの道のりを歩いています。人口の多い都心部では学区が狭いのでもう少し短い距離で済むかもしれませんが、地方に行くと人口密度の関係で学区が広くなるので、もっと長い距離を歩くのは当たり前とも聞きます。

しかも、ランドセルって結構重いんです。
小学校1年生であっても授業の多い日であれば、ランドセルの重さ込みで3~4kgくらいを背負うことになります。それに絵具セットや鍵盤ハーモニカ、習字道具なども持っていく日もあるんです。本当に基礎体力がなくては、小学校まで往復するだけで疲れ果ててしまいますよ。もし登園時に荷物をママに持ってもらっている子、あまり歩かずに園に到着してしまう子は、今からでも意識して荷物を持って歩く練習をしてみるといいかもしれませんね。

実は、うちのハル・ナツ・フユも、一年生になったばかりのころはヘトヘトでした。
野山を歩き回る幼稚園に行かせていたので基礎体力はあったはずなのですが、毎日毎日5kgの荷物を背負って往復2kmを歩かねばならない上に、慣れない学校生活で気持ちもすり減っていたのでしょう。一年生になった当初は、帰ってきてすぐ昼寝…というのが当たり前でしたよ。体力のある子でもそうなのですから、体力がない子だともっと大変でしょう。長い目で温かく見てあげる親の包容力も必要かもしれませんね。

6.自分の名前の読み書き

入学準備といえば、まず「先取り学習」というサイトも多いと思いますが、私自身は入学前にわざわざ先取り学習する意味はあまりないと思っています。
子どもは「新しいこと」「初めて知ること」に関しては、とても興味をもちますが、すでに知っていることをもう一度教えてもらってもほとんど興味を示しません。「もう知ってるから聞かなくてもいいやー」と、授業を軽視するようになり、だんだん注意力が散漫になってしまう…という子もたくさん見てきました。
(中には、「知っているから授業が楽しい!」という子もいるので、一概には言えないのですが…)

学校は「勉強を教えてもらうところ」。だからこそ勉強は学校にお任せしてもいいではないでしょうか。…というのがMiOの考えです。入学準備のために先取り学習をするくらいなら、リュックを背負って親子ハイキングに行った方が、ずっと有意義に時間を使えるような気がしますよ。

とはいえ、小学校生活では、自分の名前程度は読み書きできないと困るというのも事実です。自分の机、自分のロッカー、自分の下駄箱、どこにでも書いてあるのはひらがなの名前です。最低限自分の名前の読み書きができないと、自分のものをどこに置いたらいいかがわからなくなってしまうことがありますので、一応それだけは習得させておくと安心ですね。

学校への不安をあおるのではなく、「生きる力」を育てていこう

子どもも親も初めての小学校。不安になるあまりに、子どものできない部分を気にするママも多いと思います。「○○ができないと、小学生になれないよ!」なんていう脅し文句をついつい口にしてしまう方もいるのではないでしょうか。

でも小学校生活で一番大切なのは、その子の「生きる力」です。
歩く力、話す力、聞く力、表現する力、書く力、見る力…。子どもがこれからの人生を、一人ででも生き抜いていくための様々な力が必要になってくる場所なのです。

小学校は初めて子どもが一人前の人間として扱われる、第一歩のステージ。無駄に不安をあおることはありません。6年間かけてゆっくり育てていけばいいのですから、今はゆっくり親子でその準備をしていけるといいですね。

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