子育て

幼稚園・保育園を嫌がる…泣かずに登園させる5つのテクニック

※このサイトでは、商品やサービスのリンク先の一部にアフィリエイト広告を利用しています。

5月はスムーズに登園できずに悩むママが多い時期

GWも終わり、ようやく幼稚園や保育園の活動も本格化してくる時期になりました。楽しく幼稚園や保育園に通ってくれている子もいれば「入園してもう1ヵ月も経つのに、毎日別れ際に泣かれる」「GWが終わってから、幼稚園や保育園を強く嫌がるようになった」など、スムーズに行かない登園に困っている人もいますよね。

筆者の長男も年少で入園した年の5月なんて、しがみつく息子しがみつかれる母引っぺがす先生とで毎日格闘技をしているようでした(笑)それでも年長になった今では一声かけるだけで外に飛び出していき、ママを振り返ることなくバスに乗り込んでいます。

長男のこうした変化は、月日の流れによる慣れ、本人の成長の他に、母親としていくつかフォローに気を遣ったことで得られたものだと実感しています。そこで今回は、そんな筆者の実体験から得た、嫌がる子どもを泣かずに幼稚園・保育園に送り出すためのテクニックをお教えしちゃいましょう!

どうして幼稚園や保育園を泣くほど嫌がるの?

ママや家から離れることが寂しい

幼稚園や保育園に行くことを嫌がる理由の大部分を占めているのは、やはり寂しさだと思います。産まれて一番多くの時間を一緒に過ごした人と場所、両方から一気に離れるんですから、相当な寂しさを感じて当然です。

特にGWのような大型連休明けだと、より寂しさが募って、一時的に登園拒否が強くなることも少なくありません。

1人でよく知らないところに行くことが不安

幼稚園や保育園に行きはじめて1ヵ月程度だと、ようやく担任の先生の顔がわかってきたかな…くらいの子が多いのではないでしょうか。ただ自信がないうちは、園庭などで他の先生たちと混じってしまうと、誰に頼ればいいかわからず強い不安を覚えることも少なくありません。

また幼稚園や保育園は家とは比べ物にならないほど広く、1ヵ月では訪れる機会がない未知の場所も多いため「迷って帰れなくなったらどうしよう」といった不安が募って怖くなることもあります。

幼稚園や保育園で嫌なことがある

年長くらいになれば、いじめの前段階的な意地悪をされることもありますが、入園の多い年少~年中の嫌なことの多くはできないことに対するものであることが多いようです。

  • 製作物がうまく作れない
  • 給食が苦手なものばかりで食べられない
  • おともだちとおもちゃの取り合いになる…

など、明確に「嫌だな」と感じていることが、幼稚園や保育園自体を嫌がる原因になっているのかもしれません。

泣かずに幼稚園や保育園に通わせる5つのテクニックとは?

1.泣いていても笑顔で見送る

子どもは、親の表情の変化や雰囲気を敏感に察知します。子どもが泣いている様子を見て「大丈夫かな…」「心配だな…」といった不安そうな顔を見せてしまうと、子どもはますます不安になってしまうものです。

かわいい我が子の悲痛な泣き声を聞くと、不安でハラハラしてしまうかもしれませんが、そこをぐっとこらえて笑顔で「いってらっしゃい!ママお家で待ってるね~♪」と見送ってあげましょう。

2.寄り添うときはタイミングを見計らう

「ママがいないと寂しい…」という子どもの訴えに「ママも寂しいよ」と寄り添うことは、もちろん大切なことです。しかし登園時においては逆効果になってしまう場合が多いので、注意しましょう。

幼稚園や保育園に行く前に「寂しい」という言葉が出た場合には「でも今日は銀行に行ってお掃除してお洗濯して、ママお家のお仕事が忙しいんだよね~。〇〇が幼稚園から帰ってくるくらいにちょうど終わるから幼稚園で遊んできてね!」など「幼稚園や保育園が終わったらゆっくり一緒にいられるよ」ということを伝えて、見通しを持たせてあげましょう。

3.家ではしっかり甘えさせてあげる

幼稚園や保育園に行きたがらないのは、家での甘えさせ過ぎが原因なのかな…と悩む方もいるかもしれません。しかし実際は、幼稚園や保育園から帰ってきた後にしっかり甘えさせてあげることこそが重要なんです。

もしそこで「もう幼稚園のお姉ちゃんなんだから」などと声をかけてしまうと「幼稚園に行く=ママに甘えられなくなる」と余計に登園を嫌がる原因になりかねません。まずは幼稚園に行けたことをしっかりと褒め、十分に甘やかしてあげてくださいね。

4.家でさせる我慢は控えめに

幼稚園や保育園に通い始める年齢は、しつけにとっても大事な時期です。しかし登園を嫌がるお子さんの多くは”幼稚園や保育園に行くこと”自体をかなり我慢して頑張っています。

  • テレビは2時間まで
  • ゲームは週末だけ
  • お菓子は1日1個だけ
  • 夜9時までに寝る

など、各家庭でさまざまなルールがあるとは思いますが、例えばいつも20時に消してしまうテレビを「キリのいいところまでね」と10分延長するなど、できる範囲で家で我慢をする機会を減らしてあげるといいでしょう。

5.幼稚園・保育園とまめに情報交換をする

幼稚園大嫌いっ子だった長男を変えるために一番役に立ったのは、この情報交換だったと思います。方法は簡単!家や園であったことを報告しあうだけです。

ママ
今日はお味噌汁の味付けを手伝ってくれました。自分で作ったからか、苦手なニンジンも一口挑戦していました♪
先生
今日は園で初めて自分から「おしっこ!」と言って、出てしまう前にトイレに座ることができました!大きな一歩ですね^^

筆者の子どもたちが通っている幼稚園には連絡帳があるので、何か頑張ったことや褒められたら嬉しいだろうなと思うことがあると、このような形で報告をしていました。連絡帳がない保育園や、送り迎えをしている場合には、顔を合わせたときに簡単に報告するといいかもしれません。

家でのことを園で、園でのことを家で褒められると、自信にも繋がりますし、家と園との繋がりを感じて安心してくれるようになります。週に1回程度でもいいのでぜひ取り入れてみてくださいね。

「頑張って」より「頑張ったね」を意識しましょう

泣いて嫌がる長男に、筆者もよく「頑張って!」「お兄さんなんだから頑張れるでしょ!」と声をかけていました。しかし今思えば「辛い思いさせてたな…」と申し訳ない気持ちになります。

なぜなら子どもは既に頑張っていますし、家から離れれば頑張らざるを得ない状況におかれてしまうからです。それ以上頑張れというのは当時3歳の長男には無理な注文ですよね…。そのことに気が付いたのは、担任の先生からのこんな一言からでした。

「長男君は頑張っていますよ!毎日できることが増えていくんです。頑張り屋さんなんだね。もっと『できないよ~』って頼ってくれてもいいのに(笑)」

どうしても送り出しのときの泣いて嫌がる姿が印象強く「幼稚園に行きたくない」という気持ちばかりを見ていましたが、そうじゃない部分ではしっかり頑張っていたんです。この話を聞いてからは、できるだけ「頑張って」と言わないように気を付けました。そして幼稚園と情報交換をし「頑張ったね」をたくさん言うよう心がけました。

すると2週間後くらいには、しぶしぶながら自分の足でバスに乗れるようになり、1ヵ月後には幼稚園を嫌だということもなくなってきました。もちろん慣れの部分も大きかったでしょうが、意識して取り組んだことで、子どもの気持ちの変化の後押しになったんじゃないかと思います。

幼稚園や保育園を泣いて嫌がるお子さんをお持ちのパパさん、ママさん。とても大変な時期だとは思いますが、ぜひ今回ご紹介したテクニックを使って、1日でも早く笑顔で通えるよう、応援してあげてくださいね♪

コメントを残す

*