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「かゆい」はつらい!
乾燥肌、アトピー、食物アレルギーなどで、肌がカサカサになったり湿疹ができたり。原因や状態や年齢を問わず、「かゆい」はとにかくつらい!
乳児湿疹が出るような新生児の頃はまだ手をうまく使えないのでなかなか狙って掻くことはできないですし、成長すればある程度理性で抑えることもできます。が、子どもの場合、または大人でも寝ているときなどは我慢するのも難しいものです。
我が家の乾燥肌の息子も、0歳の頃は食物アレルギーもあって、特に冬場は湿疹だらけでひどいことになっていました。
寝付くのが下手な子ですが、かいて悪化して余計に眠れない…という悪循環。最初はかかないように手を押さえつけたりしていましたが、四六時中押さえつけているわけにもいきません。
きっと同じような悩みを持っている方もいるはず!
ということで、実際に使ったものを中心に、かきむしり対策に使えるグッズをまとめました。
ひっかき・かきむしり予防の定番はミトン
ドクターミトン かゆいっこ
ひっかき・かきむしり予防といえばまず思いつくのがミトン。
「かゆいっこ」は二重式のアトピー性皮膚炎対応ミトンです。
内側ミトンには肌にやさしい抗菌素材キトポリィ、外側ミトンにはすべりのよい天然系繊維キュプラを使っていて、かいても2枚のミトンが空すべりし、皮膚を傷つけにくくなっています。
3ヵ月~15ヵ月頃に使える「WU」、15ヵ月~4歳前後に使える「WR」、4歳前後から大人まで使える「WL」の3種類があります。
長めのサイズで小さい赤ちゃんなら肘のあたりまで覆えます。ずれる場合はサージカルテープなどで固定するのがおすすめです。
二重構造ですが、広げられるので洗濯後の乾きは早いです。なんとなく弱そうな生地ですが、案外丈夫で長く使えます。
つるつるすべる素材なので、ハイハイやつかまり立ち時期には注意が必要です。我が家ではハイハイを始めるまで愛用していました。
チュチュベビー かきむしり防止用手袋
かゆいっこは少々お値段が…という方には「チュチュベビー かきむしり防止用手袋」もおすすめです。
よくある普通の安いミトンはすぐにはずれてしまったり、ミトンを付けていてもごしごしこすると生地が傷をつけるようなこともありますが、この商品ははずれにくさやレーヨン素材のやわらかさにも定評があります。
手を固定できるおくるみ系グッズ
スワドルミー
伸縮性のある素材で独特の形状のおくるみ。簡単にしっかりくるめるので、モロー反射を防いでぐずりや夜泣き対策になると人気です。
手を固定できるのでこれがひっかきやかきむしり予防にも大活躍します。
結構しっかりと留められるのですが、息子の場合もがいてもがいて手が出てしまってかく!ということがあったので、かゆいっこと併用して使うこともありました。
おねんねボレロ
ボレロの形をしたおくるみとミトンの機能を併せ持つアイテム。
普通の使い方では手が動くので、ひっかきは予防できても顔をこすることはできてしまいます。我が家では摩擦で湿疹が悪化することもあったので、上下逆にして、状態によってはその上をスワドルミーで固定して使いました。
攻めにも守りにも使えるアトピー用チューブ型包帯「チュビファースト」
「チュビファースト」は伸縮性に優れた筒形の包帯です。
外用薬や保湿クリームを塗った部分に湿らせたチュビファーストを巻き、その上に乾いたチュビファーストを巻くことで、外用薬や保湿クリームの経皮吸収を促進するイギリス発祥の「Wet Wraps」という使い方ができます。
この方法はもちろんのこと、単純に1枚を巻くだけでも、湿疹がひどい部分のひっかきやかきむしりが防げます。
また、筒部分の先端の片方を縫うことで、ミトンのように手にはめて使うこともでき、守る側でなく攻める側をガードすることも可能。
円周長によってレッド(赤)、グリーン(緑)、ブルー(青)、イエロー(黄色)、パープルの5種類があり、カットして使うタイプなので長さは自在。腕や脚はもちろん、顔や胴体にも装着できます。
洗濯すると縮むので、長めにカットして使うのがおすすめです。
我が家では湿疹だけでなく、とびひになってしまったときにも重宝しました。
赤ちゃんのお出かけは前向き抱っこ
手はガードできても顔はなかなかガードできません。抱っこひもの中で顔をこすりつけて湿疹を悪化させてしまう赤ちゃんにおすすめなのが前向き抱っこ。
前が見えて楽しく、こすりつけることもできないので悪化を防げます。
ベビービョルンベビーキャリア
前向き抱っこができる定番はベビービョルン。
ほかにもいろいろなタイプがあるのでこちらの記事もどうぞ。
エルゴベビー ベビーキャリア360
抱っこひもの定番「エルゴ」にも前向き抱っこができるタイプがあります。
悪循環からの脱出を目指して
乳児期は季節の変化や体の成長に伴い、状態が変わってくることも多いように感じます。
かゆい→かく→悪化する→ますますかゆい…の悪循環からの脱出は難しいですが、我が家でもいろいろ試しながら乗り越えていきたいです。
かきむしり仲間のみなさま、がんばりましょう!