大切な衣類にほつれが!
セーター、カーディガン、おしゃれ着など、大切にしている衣類に限ってどこかに引っ掛けてしまうことってありませんか? 「あっ」と思ったときには悲しいかな、すでに糸のループができていて、なんともみすぼらしい状態。泣く泣く、おしゃれ着から普段着に降格、ということが何度あったか知れません。
ショップ店員おすすめのほつれ補修専用針
どうにかして自分で直す方法がないかと洋服を買いがてら、ショップの店員さんに聞いてみました。すると、「ほつれ専用の補修針」があると教えてくれたのです。調べてみると、針に糸が絡まるように、細かな溝や突起が付いたものがいくつかのメーカーから販売されていました。
■クローバー ほつれ補修針
Amazonでほつれ補修針のベストセラーの商品です。
■みすや ほつれのん
針の先が丸くなっていて、生地を傷めないと好評です。
糸引き直しにはワンタッチ針が便利
ほつれ専用の補修針があることがわかったと同時に、針に糸が引っ掛かれば、ほつれが直せることがわかりました。そこで家の裁縫箱から引っ張り出したのが、ワンタッチ針です。
ワンタッチ針は、セルフ針や簡単糸通し針とも呼ばれるアイテムで、針の頭から糸を穴の方向に引っ張り下ろすだけで針穴に糸が通るすぐれものです。100均やドラッグストアでも見かけることがあり、通常の裁縫にも使えるので、ほつれ補修専用の針よりも活用度が高いのがポイントです。
ワンタッチ針を利用した糸引きの直し方
1.使用するのは、このワンタッチ針です。
2.カーディガンの袖に盛大な糸引きができています。このほつれをワンタッチ針で直します。
3.ほつれの根元に針を刺します。
4.ほつれた糸を引き下げて針の頭の割れ目に通します。すると、針に糸が通ります。
5.針を引き抜き、布の裏に糸を引き出します。
6.裏に引っ張り出した糸から針を外します。
7.引き出した糸が肌に引っ掛からないように、糸で縫って抑えました。
完成。表からほつれた糸が消えました。
糸のほつれは自分で直せる!
糸引きの補修を洋服リペアの専門店で頼むと、数千円の料金がかかります。ちょっとした洋服なら、新しいものが買えてしまうお値段です。主婦としては抑えられるものならば、抑えたい出費です。
ワンタッチ針や補修専用針があれば、おうちで糸引きが直せます。思っていたよりも手軽できれい。今までは着るのをためらっていた引っかかりやすそうな素材の洋服も、チャレンジすることができそうです。糸のほつれでお悩みの際は、ぜひ、試してみてくださいね。