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初めての絵本にも人気の布絵本
紙製の絵本は、舐めてボロボロになってしまったり、ビリビリに破ってしまったり、指を切ってしまうなど小さい頃は中々触らせてあげられないもの。布で作った絵本なら、洗濯もできるのでお口に入れてしまっても安心です。市販でも色々な布絵本がありますが、布絵本を手作りしているママも多いようです。今回は縫い物初心者である私が作った布絵本を使って、絵本の作り方・アイデアを紹介します!
テーマを決めよう
作り始める前にテーマ・目的を決めましょう。「数かぞえ」であれば数えやすいものを1から揃えるようになりますし、「手先の運動」であればボタン外しやチャックをつけても良いでしょう。「色」「ひらがな」など教えたいものがあれば取り入れてみるのも良いですね。
布絵本の作り方
作る手順に決まりはありませんが、2冊作って学んだ作り方です。
1.型紙を作る(下書きをする)
型紙を作ります。メジャーや物差しを使って正確に書きましょう。型紙を作りながらアイデアがどんどん浮かんでくることもあります!アイデアを別紙でまとめてから型紙を作る方が良いですが、私はそのまま型紙にしてしまいました。
2.フェルトを型紙に合わせて切る
型紙に合わせてフェルトを切りましょう。ここが一番大変です。すべて切ってしまうのも良いですが、私は1ページずつ小物を切りました…。ベースとなる大きなフェルトは見開きで1枚になるように切ってあります。(左右のページを分けると最後綴じる時にちょっと大変でした)
3.ひたすら縫う
小物はものに応じて綿を詰めたり、サイズを確認しながら縫っていきます。タグをつけたり、本を綴じるためのボタンなどもつけ忘れないようにしましょう。
4.背表紙をつける
すべて出来上がったら、ページを綴じます。すべてのページを重ね、ずれないようにマチ針で抑えたらしっかり縫い付けましょう。その上から背表紙をつけます。私はカバンテープを使いましたが、フェルトでも問題ないですよ。
布絵本におすすめの手芸用品
・フェルト
布ならなんでも良いのですが、フェルトはふわふわ柔らかく、扱いやすいのでおすすめです。100均にも売っていますし、手芸屋さんであれば豊富なカラーを揃えることができますよ。
・刺繍糸
ミシン糸や手縫い糸などもありますが、個人的には刺繍糸がおすすめ。刺繍糸は刺繍が綺麗に見えるように光沢があるため、縫い目が良く目立ちます。子どもが使うものですから、あえてフェルトと糸のカラーを変えてもカラフルで可愛いですよ。縫い目を目立たせなくない場合は、同じ色合いのものを使用しましょう。こちらも100均で購入することができます。
・透明糸
複数のカラーを組み合わせる時に便利なのが透明糸です。透明糸の存在を知る前は、布の色に合わせて糸を変えていましたが、透明糸を使えば糸を入れ替える必要もありません。
・布用ボンド
赤ちゃん用に作るときはあまり使わないようにしましたが、おもちゃを口に入れないくらいになったら使っても問題ありません。細かいパーツ(目や口など)をつけるのにとても便利です。0歳の娘用で布絵本を作ったときは、すべてのパーツを糸でつけたのでとても大変でした…。
・ボタン、チャック、ひもなどお好みで
取り入れたいアイデアがあればどんどん詰め込みましょう!
布絵本アイデア8選
1.ビニールを入れてカシャカシャ音が鳴る
使うビニールはカシャカシャ音が鳴ればOK!スーパーのビニール袋を切って使ってもいいですが、音が少し優しいので、私は封筒などの外袋を使用した気がします。(スーパーのものより少し厚手)少し手間ではありますが、手遊びをすることが多い赤ちゃんはビニールを挟んであげるだけで喜んでくれますよ♪
2.柔らかいゴムを使って。飛び出す蝶々
なんでも口に入れたがる赤ちゃん、ひも状のものも大好きですよね。我が家ではこのゴムはひたすらガジガジ、舐め舐め用に使われていましたが、それでも遊んでくれればいいのです。お口に入れなくなってきてからは、「チューリップ」の「さいた♪さいた♪」に合わせて花から蝶々をびよびよさせて遊べるようになりました。一緒に遊ぶことを考えて、童謡に合わせてページを作るのもおすすめです。
3.カラフルなお花でボタンの着脱練習
手先が器用になってきたら、ボタンの着脱練習も。ボタンの大きさは扱いやすい1.5~2.0cmくらいにしました。フェルトを使用しているので少し伸びて、ボタンホールも大きめに作ってあるので子どもにも外しやすくなっています。
4.10色クレヨンで色も覚えよう!
10色のクレヨンをマジックテープでつけています。マジックテープなので着脱は簡単。娘は今の所このページが一番お気に入りです。「これは?これは?」と一つずつ色を聞いてくるので、色を教えることもできます。また、台紙にはクレヨンと同じ色のフェルトを貼り付けてあるので、目で見て考え、元の位置に戻すことができます。少しふっくらさせるためにクレヨンの中には綿を少量詰めています。
5.お弁当パクパク!おままごとページ
こちらは布絵本を手作りしている方のアイデアを参考にさせていただいたものです。左ページのブタさんは、お口がチャックになっているので食べ物を入れることができます。チャックの練習にもなりますね。右ページにはお弁当。中身は雑ですが…。こちらはスナップボタンでつけています。位置が変わってしまうと重なってしまいうまく入らないので、台紙に糸で食材の印をつけてあります。このページ内だけでなく、ボタンを外して私やぬいぐるみとおままごとをするのにも使ってくれています。
6.リボンが可愛い♡ボタン練習
リボンやブレスレットなど、「キラキラ・可愛い」に興味を持ってきた女の子用アイデアです。女の子の髪部分にスナップを付けて、グログランテープなどで作ったリボンにもスナップを付け、着脱できるようにしました。今回のリボンはハギレや余ったテープを使いましたが、こだわりたい方はもっと可愛いリボンや、お花にしても可愛いのではないでしょうか♡
7.お魚釣り風で水槽に集めちゃおう
左ページは厚手のビニールを使って、水槽風にしました。この厚手のビニール、中々理想のものが見つからなくて(できれば購入はしたくなかった)どうするか悩んでいたところ、購入したおもちゃの外袋が理想通りの厚みでした…!
お魚やカメなどは、カラフル・同じくらいのサイズになるように作りました。お魚はどちら向きでもおかしくないよう、背びれ・腹びれ・口をつけず、目は真ん中にしてあります。
8.大好きなキャラクターを入れても◎
1,2歳になると好きなキャラクターもいるかもしれません。しかし好きなキャラクターを使った布絵本はない…そんな時はぜひ手作りで作ってみてください。小さく切った布は布用ボンドを利用すると簡単につけることができますし、思ったよりも簡単に、再現することができますよ。
一から手作りは難しいママは手作りキットがおすすめ!
手作りをしたいけれどアイデアは思いつかない、材料が余ったら困るなど一から手作りが難しいママは、手作りキットを利用してみてはいかがでしょうか。材料もぴったり入っているのでハギレが余ることはありませんし、作り方に悩むこともありません。自分で作った時の達成感は素晴らしいものですよ♪
「布絵本・あけてのお楽しみ」
リボン結びやチャックのしかけも付いている布絵本です。いないいないばあと同じように、箱や扉を開けると中身が出てくるので、子どもも興味を持って楽しんでくれそうですね。
基礎縫い かんたん布絵本づくり
こちらは作り方のレシピはなく、フェルトシールが入っています。縫う必要がないので、簡単に作ることができますよ。子供がシール貼りに興味を持っていたら、一緒に作っても楽しそうですね。
やっぱり既製品で揃えたい!
手作りもいいけれど時間がない、既製品で布絵本を探しているママに、おすすめの布絵本を紹介します。
アンパンマン しかけいーっぱい!布えほん
みんな大好きアンパンマンの布絵本です。3ヵ月〜2歳ごろまでたっぷり遊べる内容となっています。
アンパンマンとたのしいせいかつ
おはようからねんねまで、生活習慣を学びながら遊べる布絵本です。1歳のプレゼントにもおすすめ♪
エド・インター いないいないばあ布絵本
いないいないばあが大好きな赤ちゃんにおすすめの布絵本です。ベビーカーに取り付けることもできるので、お出かけにもぴったり。
エド・インター はじめてのぼうけん
ボタンかけやリボン結び、チャックの開け閉めなど、遊びの中で学べる要素がたくさん入った布絵本です。まる・しかく・さんかくなど形を学んだり、子供の興味を惹きつけるカラフルな布絵本なので色を覚えるのにも適していますね。
ハンドメイドの布絵本で子どもと一緒に遊ぼう!
子どもが寝てからチクチク作っていたので時間もかかりますが、できた時の達成感は癖になりますよ〜。自分の子どものために作るので、子どもの興味があるもの、できるようになってほしいもの、子どもが好きなものをうまく取り入れて、楽しく遊べる布絵本を作ってみてくださいね。