絵を描くのが好きな子どもは多いもの。ふと気が付いたら、買ったばかりのらくがき帳があっという間に絵で埋まっていた…なんてことはありませんか。
成長の記録でもある大切な子どもの絵ですが、親にとっては日々増えていくのが困りものですよね。
今回は、子どもの描いた絵の収納アイディアをまとめました。思い出はとっておいてもスペースはとられたくない方、必見ですよ。
子どもの絵の変化は、子どもの成長の証
子どもがはじめてクレヨンを持った時のなぐり書き。はじめて顔の形が描けた時の子どもの笑顔、絵の成長は子どもの成長の証ですよね。昔子どもが描いた絵を見返してみると、その時の思い出がよみがえってきませんか?
とはいえかさばるたくさんの画用紙を保管するのは大変…と感じる方も多いですよね。
特にこの年度末の時期は、園や学校から一年分の作品を持って帰ってきたりして、保管場所に悩む方も多いはず。もちろん我が家も、年度末にそれぞれ持ち帰ってきた4人分の作品をどうするかが悩みの種です…。
収納法はいろいろありますが、ご自宅の収納スペースや飾りたいかどうかによっても違いますので、順に紹介していきたいと思います。
保管スペースをできるたけ使わない保存法
写真に撮ってデータで保存
収納スペースが全くない方は、写真で保存するのがおすすめです。子どもの絵を写真にとりそれをスマホやPC内でデータとして保存しておくのです。
データにしてしまえば実際の絵は処分できるので、全く保管スペースが要らないのが嬉しいですよね。
ただ、子どもにとって絵は自分の大切な作品。子どもに「絵を捨てるよ」と伝えると嫌がる場合もあります。
そんな子どもの気持ちも大切にしたいので、処分する時は「大切な絵だからこそ、写真で残すんだよ」ということを子どもに伝えてわかってもらうか、子どもの目が届かないところでコッソリと処分するようにしましょう。
フォトブックで保存
子どもの絵を写真に撮るだけではなく、フォトブックにする方も増えてきました。
まるで写真集のように仕上がるので見た目も美しいですし、たくさんの絵のデータも本一冊分にまとまるので、ほとんど保管スペースもとりません。
リングで綴じる製本タイプを選べば、好みのページを開いて飾っておくこともできますので、保管とディスプレイを同時にできるのがいいですね。ただサイズや枚数によっては、作成料がどんどんハネ上がることがありますので、あらかじめリーズナブルなメーカーを探したり、予算を決めて作り始めることをおすすめします。
▼リーズナブルにフォトブックを作るならこちらの記事も参考に
原本をそのまま保存する方法
箱に入る分だけを保存
どうしても絵の原本を捨てるのに抵抗があるなら、多少スペースは取りますが、箱で保管するのがいいでしょう。
大きな画用紙でも折らずに入れることが出来るダンボールなどの箱を用意して、そこに入る分だけ保存します。
ポイントは折らずに入れることができるサイズの箱を用意することと、入りきらなくなってきたら覚悟を決めて似たような絵は処分していくこと。入りきらないからともう一つもう一つと箱を増やしていくのでは、エンドレスに増えてしまいますよ。
この箱に入るだけ保存しておくと決めると、取捨選択して捨てる習慣が出来ますので、無駄に絵が増えることがありません。ある程度割り切って捨てることができるママにおすすめの方法です。
チャック付きの収納袋にいれて保存
やっぱり子どもの絵は捨てられない、全部取っておきたい!という方にはこれ。
大きなチャック付き収納バッグに入れて、年度ごとにパックして保存しましょう。
できるだけ平たく伸ばして重ねて保存すれば、意外とたくさん入れることができますので、保管スペースの圧縮も期待できます。子どもの作文や園からのお便りなど、思い出のあるものを一緒にパックすることも可能なのが嬉しいですね。
専用の収納袋は市販されていますが、大きなジップロック状の袋でも構いません。
後で見返した時に、いつ、だれが書いたものかわからなくなることも多いので、日付や名前を書いておくと安心です。
子どもの絵収納ボックス
子どもの絵の収納箱をそのまま壁に飾る、という画期的なアイテムがこれ。
まるで額のようにも見えるので、部屋のインテリアとして使うことができるのが嬉しいですね。
しかも何枚も収納することが可能なスグレモノなんです。新作が出来るたび簡単に絵を入れ変えることができて便利ですよ。
賞状ファイルを使う
表彰状を保管するための賞状ファイルも、子どもの絵を入れるのにぴったり。絵が汚れることがない上に、ファイルなので思い出を見返す時にも扱いやすいのがいいですね。四つ切、八つ切など、大きすぎる画用紙だと入らないのでその点だけはご注意を。
番外編!子どもの絵をインテリアとして部屋に飾ってみよう
コルクボードに貼ってナチュラルに
シンプルオシャレに子どもの絵を飾りたいなら、コルクボードを使ってみましょう。
大き目のコルクボードに、子どもの絵を貼ってみてください。小さめの絵なら、二つ三つと並べて飾ってもかわいいですね。
子どもの派手な絵でも、コルクボードの上ではそれが逆にアクセントとしてかわいらしい雰囲気をまとうことができますよ。ナチュラルに飾りたい方におすすめです。
絵と絵をガーランドでつないで、かわいらしく
等間隔に子供の絵を並べて飾るなら、ガーランドで絵と絵をつないでみませんか。ガーランドでつなぐことで絵が際立つだけでなく、ごちゃごちゃした部屋の生活感も薄らぎオシャレで楽しげな雰囲気に変わりますよ。
子どもの絵を中心としてお部屋の雰囲気まで変えてしまうガーランド、ぜひ使ってみてくださいね。
本格的な絵画のように額に入れて芸術家風
絵を額に入れるというと、本格的な絵画じゃないとサマにならない…と考えている方も多いはず。でも実はどんな絵を入れてもランクアップして見せてくれるのが額の力。しかも、最近はシンプルでかわいい額も多く、子どもの絵をいれて飾るのにピッタリなものも増えてきました。ダイソーやセリアなどでも取り扱っているので、お手軽にそろえられるのもいいですね。
額に入れるだけで子どもの絵が引き立つ上に、部屋のアクセントとしての機能も期待できますよ。大切な絵に汚れやほこりが付かないのも嬉しいポイントですね。
子どもの絵は大切な成長の軌跡だから
どんどん増える子どもの絵。自宅で描くものだけではなく、園や学校からもどんどん持ち帰るので、すべてを取っておくのは難しいかと思います。
でも、少しずつ形になっていく子どもの絵は、子どもの成長の軌跡。後で振り返ってみると、子どもの思い出がよみがえってくるはずです。すべて処分すると後悔する場合もありますよ。
絵の「作者」である子どもは、大人が思っている以上に「作品」に思い入れがあることもあります。作品の背景には、子どもが大切にしている思い出がたくさん詰まっている場合も多いので、ぜひその思い出を大切にしてあげてください。
絵の見栄えで親が勝手に判断して子どもの気持ちを摘まないよう、子どもの作品は大切に保管してあげられるといいですね。