雑記・コラム

【MiOの四兄弟子育て日記5】ファミサポってどんなもの?子どもの預け先に困ったら

※このサイトでは、商品やサービスのリンク先の一部にアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは!フリーライターのMiOです。
花粉舞い散る季節となりましたね~。今年は花粉量が多いのか、花粉症に悩む長男ハルは毎日毎日涙と鼻水でグシュグシュしております(笑)みなさんは大丈夫でしょうか。

毎年春が近づいてくると花粉とともに増えてくるのが、私のやっているファミリーサポートサービス(ファミサポ)への子どもの預かり依頼。私の子育ての合間にファミサポの預かり会員として、近所の子どもを預かっているのですが、2月から3月にかけては復職するママたちの準備や役所への手続きなどで大忙しのママが増えるため、預かり件数も一気に跳ね上がるんです。実は預かり係のこちらも大忙しです。

とはいえ、いまだそれほど認知度が高くないこのサービス。お住まいの自治体で実施しているのなら、利用しない手はない…と思うのですが、意外と知らない方も多いんですよね。
今回はファミリーサポートサービスを知らない方のために、ファミサポのあれこれ解説します!

ファミリーサポートサービス(ファミサポ)ってどんなもの?

時間単位で子どもを預かる、地域の有償ボランティア

ファミリーサポートサービスとは、厚生労働省が推奨している「地域子ども子育て支援事業」の一つです。各自治体(もしくは自治体からの委託団体)が運営しているので、公共のサービスと考えてもらっていいでしょう。

子どもの預かりをお願いしたい「依頼会員」は、預かりを行いたい「提供会員」に子どもを預けることになります。提供会員はプロの保育士ではないのですが、きちんと講習を受けた人しかなることはできません。自治体によっては、病児や病後児の預かりも行っています。

平成26年度では769市区町村 がこの事業を実施しています。年々事業を行っている自治体は増えているようです。
ファミリーサポートサービス実施市区町村名(厚生労働省HPより)

※依頼会員や提供会員という名称は、各自治体によって異なる場合があります。

どんな時に利用するの?

ママが美容室に行きたい時、保育園のお迎えが間に合わない時など、なんでもOK

子どもを預ける理由は特に問われません。どんな理由でもOKです。
ママの通院や仕事中に預けるという事が多いですが、子育てに疲れたママのリフレッシュとして預ける方もたくさんいます。子どもを預けて普段行くことができない映画に行ったり、美容室に行くなんていうのもいいですね。
また、普段ガマンばかりさせている上の子とお出かけしたいために、下の子を預けるなんていう方もいますよ。

あと、急な残業が発生したり、電車が事故で止まったりして、保育園のお迎えに間に合わない!という時に急きょ依頼がある場合もあります。緊急の依頼は、提供会員さんの都合がつく場合のみに行われます。

どんな人が預かってくれるの?

子育てが一段落した先輩ママやおばあちゃん世代が多い

子どもを預かる「提供会員」になるには、「子どもを預かりたい」というボランティア精神があることと、指定の講習をすべて受けることが条件となっています。
子どもが小学生になり少し手が空くようになった先輩ママや、子育ての経験を生かしたいおばあちゃん世代の女性が多いようですが、中には男性が提供会員になっている場合もあります。

また、依頼会員と同じ世代の子育て中のママが提供会員になっていることも。これは自分の子どもを遊ばせるついでとして、一人くらいならほかの子どもも預かれるわ!という発想なのだと思います。(私もこのパターンですが。)
こういう提供会員さんに当たると、預けられた子どもも友達の家に遊びに行く感覚になるので、預かりが不安ではなく楽しみになることもあるようです。

気になる値段は?

値段は一時間700円~900円程度

自治体によって設定している価格が違うので一概には言えませんが、私が住む市では普通料金が1時間700円となっています。もし預かっている途中に交通費や食事代などの経費が掛かってしまった場合は、その経費もすべて請求となります。
この代金は子どもをお迎えに行ったときに、直接依頼会員が提供会員に現金で支払うシステムです。

毎日お迎えをお願いするなど、継続した依頼の場合は数回分まとめて払う場合もありますが、基本的にはその都度の支払いです。ここの金銭授受にセンターは全くかかわってきません。当然口座引き落としなどもありません。

なお、夜間や土日祝日、病児や病後児の預かりは、提供会員の負担になる場合もあるため、1時間900円とやや高い値段が設定されています。

手続きはどうすれば?

まずはセンターに電話を。そのあと担当の提供会員との顔合わせがあります

子どもを預けたい!と思っても、すぐにファミリーサポートサービスを利用できるわけではありません。

まずはセンターに電話して、利用したい旨を伝えてみましょう。
定期的に利用するつもりなのか、それともいざという時の備えなのか。現時点での利用目的を伝えてください。その上で、自宅の近くの方がいいのか、園の近くの方がいいのかなど、希望があれば合わせて申し出てみましょう。

するとセンターは依頼会員の希望に沿えるような提供会員さんを探し、顔合わせをセッティングしてくれます。たいていは預かってくれる提供会員さんの自宅で顔合わせが行われますので、どんな場所で預かってもらえるかも確認することができます。
直接提供会員さんに伝えておきたいことがあれば、ここでしっかり伝えるようにしてください。

実際提供会員さんに会ってみて、どうしてもその人だと不安を感じるようなら、後日センターにその旨を連絡すれば、また別の方とセッティングすることも可能です。利用するかどうかは、とりあえず会ってから決める…という方も多いようです。

子育ては一人で抱えず、上手に公共サービスも利用しよう

核家族化している昨今、子どもを預けるあてがなく、一人で抱え込んでしまっているママは多いと思います。病院に行く間だけでいいから子どもを預かってほしい、自分が具合が悪い時だけでも子どもを外遊びに連れて行ってほしいなど、助けがほしいことは年に何度かあるのではないでしょうか。

子どもを預けることは決してママ業の職務怠慢ではありません。必要に応じて他人の手を借りながら、無理しないというのも大切なこと。子どもにとっても他人との触れ合いは貴重な経験になると思いますよ。まずは、お住まいの自治体でファミリーサポートサービスが実施しているか確認してみてくださいね。

→前記事【MiOの四兄弟子育て日記4】トゲ抜きの秘策!刺さったトゲを簡単に抜く方法とは はこちら
→次記事【MiOの四兄弟子育て日記6】子どもの絵の保管アイデア紹介!日々増える絵はどう収納する? はこちら