こんにちは!フリーライターのMiOです。
温暖な気候の私の街にも、今日は雪が降りました。さすがに寒いですね。キーボードを打つ手がかじかみ、いつもより打ち間違いが多いです…。
そんな寒い中でもうちの子どもたちは元気いっぱい!特に幼稚園児アキはめったに見ない雪が嬉しくて、庭をぴょんぴょん飛び回っています。濡れることなんてお構いなしで遊べるなんて、子どもだけの特権ですね。そのアキの向こうみずさが危なっかしくもあり、うらやましくもあるアラフォーMiOでございます。
さて、そんなやんちゃなアキを育てていて、最近ほんとに悩まされているのが「トゲ」問題。
大きな木を見つけたら思わず登り、砂を見つけたら掘らずにいられない「興味のカタマリ」なアキは、ほかの兄弟よりも手足にトゲが刺さる頻度が高いんです。そのくせ痛みに弱いヘナチョコですから、トゲを抜こうとすると「イタイーーー!!!」と大暴れ…。傷口を触らせてもくれません。
どうにか痛くないようにトゲを抜く方法はないのでしょうか?
まず皮膚科が基本。でも夜に気付いた場合は…
深くトゲが刺さったら、まず皮膚科を受診!というのは皆さんもご存知ですよね。
家庭にあるピンセットで簡単に取れそうもないトゲは、シロートがほじくり出すのではなく専門家に任せた方が確実だし、安心です。
とはいえ、子どもはトゲが刺さった時すぐには気づいていないことが多いもの。遊んでいるときは痛くないのに、家に帰って、お風呂に入って、寝る前になったら、
「ママー、なんか、ココ、いたい…」
なんて、手や足を見せてくることありませんか?
え、もう夜の8時だけど?どこの病院もしまっちゃっているじゃない、なんでもっと早く言わないのよー!なんて子どもに言ってもどこ吹く風。
子どもは傷に気づくと途端にどんどん痛くなってきてしまい、
「ママー、いたいよー!これ、はやくとってー!いたいよーーー!!!」
と、まるで重傷患者かのように大騒ぎになったりするんですよね。
すぐに取れそうなトゲならいいのですけど、深いトゲ、すぐに途中で切れてしまいそうな細いトゲ、炎症が起きて赤く腫れ始めているトゲは、なかなかピンセットだけで抜くのは難しいものです。さあ、どうしましょうか?
トゲ抜きの秘策とは?
その1:5円玉で押し出す
トゲがスッポリ皮膚内に埋まっている場合は、まずトゲの頭をしっかり皮膚から出してあげなくてはいけません。
消毒したカッターで皮膚表面を切り開いたり、針でつついてみたりする方もいますが、子どもは刃物を見るだけで恐怖心に駆られてしまいますのでおすすめできません。傷口が大きくなる危険もありますしね。
なので、まずは5円玉を使ってトゲの頭を出してみましょう。
やり方は簡単。5円玉の穴からトゲが見えるように5円玉を皮膚に当て、ギュッと患部周辺に押し付けるだけです。
するとトゲの周りの皮膚だけが押し上げられる形になり、そのはずみでトゲが押し出されることが多いんです。簡単なんですけど、結構効果があるんですよ。
斜めに刺さっているトゲの場合は、なるべくその傷に垂直に5円玉が当たるように工夫して押してみてください。少し角度を変えるだけで、スポッとでてくることもあります。外出先でもできますし、子どもも痛みを感じないのでお勧めの方法の一つです。
その2:はちみつを塗ってトゲを浮かしだす
どういうわけかわかりませんが、トゲが刺さった箇所にはちみつを塗ると、トゲが少し浮かび上がってきます。完全に取れるわけではないのですが、しっかり刺さっていたものが緩くなるようなイメージです。医学的な根拠はサッパリわかりませんが、私の経験上80%くらいの確率でトゲが浮いてきています。不思議ですが、本当です。
やり方は簡単。トゲが刺さったところにはちみつを塗り、しばらく放置しておくだけです。
時間にすると20分から30分程度でしょうか。子どものお気に入りのテレビを一番組見るくらい…という感覚でOKです。
もし寝る前のタイミングなのであれば、そのまま一晩放置してもかまいませんよ。ただ、子どもが動き回ってはちみつをそこら中に付けてしまうのは困るので、我が家でははちみつを塗った箇所の上に汚れ防止のための絆創膏を貼っておくようにしています。
はちみつを塗ると、なぜトゲが取れやすくなるのかの因果関係はよくわかりません。
ただ、はちみつに含まれる「グルコン酸」という成分には強力な殺菌力があり、はちみつはきず薬として使われていた歴史もあるとききます。もしトゲにはそれほど効果がなくても、消毒効果は得られると思いますから、試してみても損はないと思いますよ。
その3:ピンセットや粘着テープで抜き取る
その1の5円玉や、その2のはちみつで少しでもトゲの頭を出すことができたら、あとはもう簡単。頭部分をピンセットでつまんでまっすぐ引き抜きましょう。
中には家にピンセットがない!という方もいるかもしれませんね。その場合は粘着テープを患部に貼ってもすっと抜き取ることができますのでお試しくださいね。その場合は、できるだけ粘着力の高いテープがおすすめです。
でもお子さんがいる家庭には、トゲ抜き用のピンセットは常備しておいてもいいかと思います。
100均で売っているような安いものでも構わないのですが、トゲ抜き用にするならしっかりと先端のかみ合わせができているものを選びましょう。先は平たいよりもとがっているものの方がトゲをつかみやすいです。トゲ抜き専用のピンセットや、産毛も抜けるような精度の高い毛抜きも使いやすくておすすめですよ。
最後には必ず消毒を!
今回は、小さい子どもを怖がらせず、しかも痛くないトゲ抜き方法をご紹介しました。
私は子ども4人の子育てをしている中でもう50回以上トゲ抜きをさせられてきましたが、これでたいていのトゲは抜くことが出来ています。(この方法では手に負えない難易度が高いトゲに遭遇したのは、過去一度きりです。)
うまくトゲが抜けたら、傷口を必ず消毒してあげることを忘れないでくださいね。消毒しないと傷口から化膿することもありますので、消毒は意外と重要なんですよ。
ただ、刺さり方によってはどうしても抜けないこともあります。その場合は無理せず皮膚科を受診するようにしてください。抜けないと思わずムキになってしまいがちですが、応急処置には限度があるとあきらめる気持ちも大切です。